例文・使い方一覧でみる「御領」の意味
スポンサーリンク...彼は御領を失ったと落ち込んでいた... 
...御領のうちにはたくさんの果樹が植えてある...
...御領を持つ者は貴族や上流階級に限られていた...
...御領には大きな池があって、魚がたくさん泳いでいた...
...彼女は自分の御領で開催する会合の準備をしている...
...公家より西国の御領等の臨時の公事を課せらるるなり...
太宰治 「右大臣実朝」
...当村はその時分小普請組（こぶしんぐみ）御支配綱島右京様（つなじまうきょうさま）御領分にて有之候間...
永井荷風 「榎物語」
...御領内を方々探したところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...御領内何百ヶ村を毛見の衆のように探し廻らせました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...御領主樣の御屋敷へも顏を出せず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はどうなっても構いませんが、御新造様がお可哀そうで――」「これこれ、往来で泣いては人立ちがする、ところであの、お鳥殿を救い出す工夫はあるまいか」「飛（と）んでもないこと――、御新造様は今晩、御領地の信州へ、通し駕籠（かご）で伴（つ）れて行かれ、一生其処（そこ）へ押籠（おしこ）められるので御座います」「えッ、それは本当か」「嘘なら宜しゅう御座いますが、旦那様」お石は四方（あたり）構わず泣き出して了（しま）いました...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...土地では「昔の御領主様」などと...
柳田国男 「故郷七十年」
...「自分は飯篠長威斎である、御領主、加賀守侯に面会したい、早速そう取次ぐように」「なんだって、飯篠なんというって」「飯篠長威斎、山城守直家である」「おい、妙な気違いが来たぞ」門番の侍は同僚に向って云った...
山本周五郎 「似而非物語」
...「――御領分の者なども...
山本周五郎 「菊千代抄」
...「お武家なら御領地もあるし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...御領主の面目にもかかわることです...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...……それは御領主にさしあげてくれ...
吉川英治 「鬼」
...守護の御領主とはたれにも見えそうもない...
吉川英治 「私本太平記」
...たまたま人間の中に生れた一個のめずらなおひとがここの御領主であったわえと...
吉川英治 「私本太平記」
...御領下に生れた私も...
吉川英治 「新書太閤記」
...我をわが君と呼ばわったのか」「御領土の下に生れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...天朝さまの百姓（おおみたから）を――あだに死なせる御領主もないことではございませんでした」「老婆...
吉川英治 「新書太閤記」
...当時、阿波の御領主は、有名な義伝公（ぎでんこう）で、あのとおり豪邁（ごうまい）で、徳川家に楯をついたお方――天草の余党はあの君のお情けで、阿波の奥地へ棲むようになりました...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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