...お年を召した御老体には、十分な休養をとってもらいたい...
...御老体の方には、過度な運動は控えめにしたほうがいいです...
...御老体の方の介護について、専門家のアドバイスを仰いだ方がいいです...
...会社では、御老体の方にも十分な配慮をしていただけるようお願いしたい...
...御老体ながらに奮闘されている様子に、周囲から励ましの声が寄せられた...
...「御老体、」雪叟が小鼓を緊(し)めたのを見て……こう言って、恩地源三郎が儼然(げんぜん)として顧みて、「破格のお附合い、恐(おそれ)多いな...
泉鏡花 「歌行燈」
...病みつきましたのは、雪にござった、独身の御老体で...
泉鏡花 「怨霊借用」
...上方の御老体が、それなり開けると出会頭(であいがしら)になります...
泉鏡花 「怨霊借用」
...御老体が覗(のぞ)いてござった障子の破れめへそのまま手を掛けて...
泉鏡花 「怨霊借用」
...――御老体にして見れば...
泉鏡花 「怨霊借用」
...第一、簪のカチリも、咳のえへんも、その御老体が、その後三度めにか四度めにか湯治にござって、(もう、あのお娘(こ)も、円髷(まるまげ)に結われたそうな...
泉鏡花 「怨霊借用」
...失礼ながら野暮のむさくるしい御老体など...
太宰治 「右大臣実朝」
...御老体から見ますれば孫のようなものですが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...御老体のお手もとにだけあるもの...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...―――」「そんなものが愚老の所にございましょうか」「あります! たった一つあります!―――さ、御老体、それを引出物に下さい!」時平はそう云って、愕然(がくぜん)としている老人の眼の中を視据(みす)えた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...拙者も必死とお止め申したが、御老体の一徹さ、何としてもお心が解けない」「…………」「二日二た晩に及ぶ折檻の後、奥様には、よくよく思い定めたものと相見え、昨夜、――深更、見事に生害(しょうがい)してお果てなされた」「えッ」平次は水をブッ掛けられた心持でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御老体にさわりましょう...
久生十蘭 「ひどい煙」
...「わざ/″\御老体を煩はしまして」と仰言る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...御老体のお世話をすることもできずに遠い国で年を送っていますのは相済まぬことだと思っているのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雪斎禅師(せっさいぜんじ)のような御老体でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...御老体を枉(ま)げて」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...「御老体か」「……おお...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうと云ったら又あの御老体が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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