...お年を召した御老体には、十分な休養をとってもらいたい...
...御老体の方には、過度な運動は控えめにしたほうがいいです...
...御老体の方の介護について、専門家のアドバイスを仰いだ方がいいです...
...会社では、御老体の方にも十分な配慮をしていただけるようお願いしたい...
...御老体ながらに奮闘されている様子に、周囲から励ましの声が寄せられた...
...無慮三四十名の聴衆がみんな御老体ばかりで...
石川欣一 「山を思う」
...病みつきましたのは、雪にござった、独身の御老体で...
泉鏡花 「怨霊借用」
...はい、もっとも、簪がお娘ごのお髪(ぐし)へ戻りましたについては、御老体から、大島屋のお上さんに、その辺のな、もし、従って、小按摩もそれとなくお遠ざけになったに相違ござりません、さ、さ、この上方の御仁(ごじん)でござりますよ...
泉鏡花 「怨霊借用」
...――御老体にして見れば...
泉鏡花 「怨霊借用」
...その上方の御老体は...
泉鏡花 「怨霊借用」
...あなたのやうなよぼよぼの御老体は...
太宰治 「お伽草紙」
...―――ねえ、御老体、そう物惜しみをなさるなよ」「物惜しみとは心外な! 愚老は何とかして日頃の御恩報じがしたい、御満足が得られますなら、どんな物でも差上げたいんです」「どんな物でも! ですか、あッはゝゝゝゝ」と、時平は体を仰(の)け反(ぞ)らして、さすがにいくらか照れ臭いらしく、例の豪傑笑いをした...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...御老体のお手もとにだけあるもの...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...御老体を痛わしく尊く思って正信房が若しも御用もやと...
中里介山 「法然行伝」
...御老体の大殿様と...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...拙者も必死とお止め申したが、御老体の一徹さ、何としてもお心が解けない」「…………」「二日二た晩に及ぶ折檻の後、奥様には、よくよく思い定めたものと相見え、昨夜、――深更、見事に生害(しょうがい)してお果てなされた」「えッ」平次は水をブッ掛けられた心持でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「わざ/″\御老体を煩はしまして」と仰言る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...頭髪の薄くなりしこと蔽ふべくもなく、口辺の髭が又白きを加へて来たのは驚きだ、御老体、少し養生あれ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...御老体のお世話をすることもできずに遠い国で年を送っていますのは相済まぬことだと思っているのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御老体」すぐ見かけて...
吉川英治 「私本太平記」
...「御老体か」「……おお...
吉川英治 「新書太閤記」
...御老体、機を観て、退(ひ)き太鼓を打て」云い放って、佐治新助もまた、一門から馬上に槍を掻(か)い抱(いだ)いて駈け出た...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうと云ったら又あの御老体が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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