...御縁を結ぶ: 結婚する...
...御縁を切る: 縁を切る、縁を断つ...
...御縁がある: 運命的な出会いがある...
...御縁を頂く: 運命的な縁ができる...
...御縁をたやす: 縁がたくさんある、縁が巡ってくる...
...私のゐた御縁の下からは...
芥川龍之介 「地獄變」
...まことに御縁というものは有難いもので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...此方はまだ雪子姉さんの御縁がきまらないそうであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私も御縁でこして及ばずながら仲に入って口をききました以上は決して悪い話には致しませんつもりどすよって」と...
近松秋江 「霜凍る宵」
...よいところへ御縁のきまるを見てと...
直木三十五 「南国太平記」
...藤原家の息女が神尾家へ御縁組み致すには...
中里介山 「大菩薩峠」
...離れられない御縁――というわけじゃなかったのか知ら...
中里介山 「大菩薩峠」
...――果敢(はか)ない御縁でございました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あなたさんの御縁の方とわかって見りゃあ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御縁の近いお方は前の方にいらして下さい...
水野仙子 「響」
...御縁の浅い先生のところまで上りまして厚かましいのは承知でございます」「そういう意味で云ったのじゃない...
宮本百合子 「一太と母」
...御縁がもしありましたならもう四...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだどちらも出家するには御縁が遠いような盛りのお姿と見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これも御縁の端(はし)...
室生犀星 「あじゃり」
...我儘(わがまま)を言って帰ったりなぞしてはいけない――折角(せっかく)御縁があって来たのじゃから...
室生犀星 「童子」
...その鼓に呪われてこのような淋しい身の上になりまして……その上にこのような不思議な……御縁になりましょうとは……」「わかりました」と私は自分の感情に堪え得ないで...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...御縁がある」「ところで御辺は何者」「申しおくれた」彼は...
吉川英治 「私本太平記」
...それも宿世(すくせ)浅からぬ御縁とすれば...
吉川英治 「私本太平記」
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