...御縁を結ぶ: 結婚する...
...御縁を切る: 縁を切る、縁を断つ...
...御縁がある: 運命的な出会いがある...
...御縁を頂く: 運命的な縁ができる...
...御縁をたやす: 縁がたくさんある、縁が巡ってくる...
...煙が御縁の方へ靡くのを氣にしながら...
芥川龍之介 「地獄變」
...「御縁日だと此の下で飴を賣る奴だね...
泉鏡花 「遺稿」
...あなたと御縁があったものですから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...これは不思議な御縁です...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...ホンの袖すり合うたような御縁のあなた様におすがり申します...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅からぬ御縁を感じますものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...今晩一ばんだけの御縁――」あきらめられたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ飛込んだのを御縁に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とんだ御縁でお附合いして頂きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御縁づきになる事は...
長谷川時雨 「九条武子」
...こんな御縁でお近づきになれて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...彼あ云う御縁組をなされば何は無くても知り合いを集めて御酒の一杯も御出しなさるべきですのにね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...御縁がもしありましたならもう四...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母がこの御縁の成立した時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御縁続きであることがおわかりになりこちらへおいでになることにもなったのでございます」とだけ言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここでお会いなされる御縁が...
吉川英治 「私本太平記」
...御縁故のある吉岡衆に勝たせたいと思うのが当然でござろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...石段をおりてから振り返って見上げながら、暇があったらまたお訪ねしましょうというと、N君はこの「門」のただ中に立って、月の光を浴びながら、――ええ、御縁があったら、また...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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