...「御父さんは、私が酌婦にでもなっているものと思っているのでしょう」お島はそうも言って笑った...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの御父さんに出られて堪(たま)るもんですか...
徳田秋声 「あらくれ」
...御父さんから旨(うま)いものをちょうだいして」とやっと御茶を濁す事もあった...
夏目漱石 「行人」
...「御父さんから御談義を聞かされちまった」「また?能(よ)く叱(しか)られるのね...
夏目漱石 「それから」
...些(ちっ)とも御父さんの云う通りになさらないんだもの」「御父さんの前で議論なんかしやしませんよ...
夏目漱石 「それから」
...然し御父さんの国家社会の為(ため)に尽すには驚ろいた...
夏目漱石 「それから」
...御父さんに済まないだけですわ...
夏目漱石 「それから」
...御父さんから見ればそれが当り前ですもの...
夏目漱石 「それから」
...出直して来て御父さんに御目に掛る方が好いでしょう」と立ちにかかった...
夏目漱石 「それから」
...貴方から直(じか)に御父さんに御話なさるんですね...
夏目漱石 「それから」
...とうとう御父さんに断然御断りなすった御様子...
夏目漱石 「それから」
...――御父さんはこう云われるのだ...
夏目漱石 「それから」
...だけど叔父さんは内の御父さんよりか全く学者ね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...この中には」「御父さんが...
夏目漱石 「道草」
...そりゃ御父さんの三十もおれの三十も年歯(とし)に変りはないかも知れないが...
夏目漱石 「明暗」
...「御父さんにも困っちまうな」というだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...御父さんの持ってたもので...
夏目漱石 「門」
...あんたの御父さんはちやびんと違ひまつか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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