...なぜ御父さんの側(そば)に行かないの」などと故意(わざ)とらしく聞いた...
夏目漱石 「行人」
...御父さんも根気が尽きちまったのよ...
夏目漱石 「行人」
...奥へ行って御父さんの謡(うたい)を聞いていらっしゃい」自分は父の謡を聞き慣れているので...
夏目漱石 「行人」
...あなたと兄さんの御父さんや御母さんのためにもこの手紙をかきます...
夏目漱石 「行人」
...御父さんは打遣(うちや)つて置けと仰います...
夏目漱石 「それから」
...貴方は御父さんも馬鹿にしていらっしゃるのね」代助は嫂の態度の真率な所が気に入った...
夏目漱石 「それから」
...実は今日はその用で御父さんに逢いに来たんですが...
夏目漱石 「それから」
...御父さんに済まないだけですわ...
夏目漱石 「それから」
...だから私達が一番好いと思うのを、黙って貰えば、それで何所も彼所(かしこ)も丸く治まっちまうから、――だから、御父さんが、殊(こと)によると、今度(こんど)は、貴方に一から十まで相談して、何か為(な)さらないかも知れませんよ...
夏目漱石 「それから」
...つまり貴方は書生時代よりも余計御父さんの厄介になってる訳でしょう...
夏目漱石 「それから」
...「だって、女房を持てばこの上猶御父さんの厄介に為(な)らなくっちゃ為らないでしょう」「宜(い)いじゃありませんか、御父さんが、その方が好(い)いと仰しゃるんだから」「じゃ、御父さんは、いくら僕の気に入らない女房でも、是非持たせる決心なんですね」「だって、貴方に好いたのがあればですけれども、そんなのは日本中探して歩いたって無いんじゃありませんか」「どうして、それが分ります」梅子は張の強い眼を据えて、代助を見た...
夏目漱石 「それから」
...とうとう御父さんに断然御断りなすった御様子...
夏目漱石 「それから」
...御父さんは打遣(うちや)って置けと仰(おっしゃ)います...
夏目漱石 「それから」
...帰って御父さんに取り成し様がない...
夏目漱石 「それから」
...だけど叔父さんは内の御父さんよりか全く学者ね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「御父さんが御亡(おな)くなりになっても...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そりゃ御父さんの三十もおれの三十も年歯(とし)に変りはないかも知れないが...
夏目漱石 「明暗」
...御父さんの持ってたもので...
夏目漱石 「門」
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