...「やっと姉さんから御暇(おいとま)が出た...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...御暇(おいとま)を頂いたのでございます...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...永(なが)の御暇(おんいとま)を給はらんこと...
高山樗牛 「瀧口入道」
...右の御暇のあったような話もきかなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...殿へ御暇を頂戴したが...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...それに裁許掛見習などの役は、余分の実入(みいり)とて無かったから、御暇が出れば、すぐにも困る家であった...
直木三十五 「南国太平記」
...しかしその後は薗八節再興の御手筈(おてはず)だん/\と御運びの事と推察仕(つかまつり)をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に出遇(であ)ひ彩牋堂より御暇(おいとま)になり候由承り...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...大分遅くなったようなので御暇(いとま)しようと思って...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...東洋城が御暇乞(おいとまごい)に上がった時...
夏目漱石 「思い出す事など」
...僕ももう御暇(おいとま)しよう」小林はすぐ吸い残した敷島(しきしま)の袋を洋袴(ズボン)の隠袋(かくし)へねじ込んだ...
夏目漱石 「明暗」
...永の御暇(おいとま)になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永の御暇を願つた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...切支丹の疑ひで永の御暇(おいとま)になり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そもそも御暇(おいとま)を賜はりて家に帰りし時...
樋口一葉 「軒もる月」
...誓を立てて御暇をねがい...
久生十蘭 「鈴木主水」
...「お長三夜之御暇被下下宿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長女御暇被下下宿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その内(うち)寛永十四年嶋原征伐(しまばらせいばつ)と相成り候故(ゆえ)松向寺殿に御暇相願い...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
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