...かやうに無躾(ぶしつけ)に御暇を願ひますものが...
芥川龍之介 「地獄変」
...御暇(おいとま)を頂いたのでございます...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...御暇を頂いて郷里へ帰っているというのは...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...御暇の節御正(ごせい)願上候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...そして「御暇申しまする」と...
直木三十五 「南国太平記」
...御暇しよう」「ふむ――」斉彬は...
直木三十五 「南国太平記」
...江戸お暇のみではござりませぬぞ」来春御暇被下候得者「将曹...
直木三十五 「南国太平記」
...とてもの事に道楽の仕納(しおさ)めには思ふさま凝(こ)つた妾宅建てたきもの何とぞ御暇(おひま)の節御意匠被下(くだされ)まじくや...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...大分遅くなったようなので御暇(いとま)しようと思って...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...ちょっと――実は御暇乞(おいとまごい)に上がりました」「御暇乞?田舎(いなか)の中学へでも赴任(ふにん)するんですか」間(あい)の襖(ふすま)をあけて...
夏目漱石 「野分」
...此場から御暇を頂きます...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...そも/\御暇(おいとま)を賜(たま)はりて家(いへ)に歸(かへ)りし時(とき)...
樋口一葉 「軒もる月」
...そもそも御暇(おいとま)を賜はりて家に帰りし時...
樋口一葉 「軒もる月」
...しばしも待たぬ心は弦(つる)をはなれし矢の樣に一直線(すぢ)にはしりて此まゝの御暇ごひを佐助に通じてお蘭さまにと申上れば...
一葉 「暗夜」
...それであらためて御暇になった...
久生十蘭 「鈴木主水」
...「猶々昌平辺先生へも一日参上仕候而御暇乞等をも可申上存居申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十月二十九日朝御暇乞(おんいとまごい)に参り...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...即刻御暇被下(おいとまくださる)もの也という状一通が手渡された...
吉川英治 「新書太閤記」
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