...御挨拶申し上げます...
...友達に御挨拶するのを忘れないでね...
...親戚に御挨拶させていただくことになりました...
...御挨拶の品物を用意しました...
...右とりあへず御挨拶まで...
芥川龍之介 「無題」
...上納の御挨拶を言上に上がりました...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...一寸でいゝから一と言(こと)御挨拶がして歸りたいつて...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...御挨拶まで叮嚀になり...
太宰治 「誰も知らぬ」
...一つ英語で諸君に御挨拶しなければなるまい...
谷譲次 「踊る地平線」
...来春から改めて御挨拶に伺い...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...取巻きの連中の方へと御挨拶を申し上げます...
中里介山 「大菩薩峠」
...またお屋敷の皆々様にも改めて御挨拶を申し上げ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなにお延を大事にしちゃいませんて」「しかしそれは御挨拶(ごあいさつ)におっしゃっただけね」「いいえ私は本当のところを云ったつもりです」夫人は断々乎(だんだんこ)として首肯(うけが)わなかった...
夏目漱石 「明暗」
...安之助(やすのすけ)と相談して何とか御挨拶(ごあいさつ)を致しますと云うのさ」「遠からぬうちじゃ曖昧(あいまい)ね...
夏目漱石 「門」
...劍もほろゝの御挨拶で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...郡長さんに御挨拶もしないで素通りする奴があるか...
牧野信一 「サクラの花びら」
...唯今のお祝いの御挨拶は承りました...
山本周五郎 「おれの女房」
...それ御挨拶?」と真紀子は云って久慈の横へ腰を降ろした...
横光利一 「旅愁」
...おわかれの御挨拶にと」その時...
吉川英治 「新書太閤記」
...御挨拶をして去らんかと考えまして」「さるお気労(きづか)いもあろうやと...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、「おさしつかえなくば、何の用意もございませぬが、寺中の一院を、御休息所にお宛(あ)て下さいますように」と、つけ加え、「いずれ住持が、間もなく、御挨拶をかねて、御案内に罷(まか)り出(い)でまする」と、携(たずさ)えて来た湯茶を侍臣にあずけて帰りかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...隠居や妹が、いろいろお世話になっておるそうな』『何(ど)う仕って』『いちど、お礼を述べたいと思っていたが、お役部屋も懸け離れ、先頃までお下屋敷の方に詰めていたので、つい折もなく、失礼いたして居りました』『何の、その御挨拶は、それがしの方からいたす事』『所で――今日は御用の御都合は』『さしつかえない体でござるが』『そこ迄、何うでしょう...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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