...私が土地解放の社会的影響や私が既に充分に生活の安定を得て居り乍ら斯かる偽善的な行動をしたと云はれる非難に対して甚だ御尤もなる御説と恐縮する所であるが併し私にも多少の弁明は出来る積りです...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...「お母さんの御立腹も御尤もですけれど...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...」「御尤もです、なア...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これを放したくないというお考えが両家におありになるのも御尤もでございます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...重々御尤もではないか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...肱を張って「そうでないか」「御尤もと心得ます」と...
直木三十五 「南国太平記」
...頷いて「御尤も様でござんす...
直木三十五 「南国太平記」
...いちいち御尤もなこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...「一々御尤も、そう言われると面目次第も御座らぬが、拙者にとっては八幡城を遁(のが)れて、山に入るのがせめても反逆で御座る――強力に存分に、思うところを押し進むる父上に、私風情が逆(さから)うことなど思いも寄らない」頼門にとって、それはまことに本音でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...さぞお役に立ちませう=とは言へないぢやないか」「御尤も見たいなもので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御尤も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御尤もで、あの曲者の顏も名も御存じないと仰つしやるので」「何んにも知らないよ」「昨夜(ゆうべ)何んか、物音でもお聽きになりませんか」「いや、物音がすれば、拙者(せつしや)が飛び出して、人手を借りるまでもなく成敗する」「殿樣は?」「殿樣は御役勤めがある」小普請(こぶしん)入の殿樣に、たいした勤めのあるわけはないのですが、斯う言はれると二の句がつげません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御尤もですが、相手は大變な曲者で、確(たし)かな證據もないのに縛るわけには參りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御尤もではござんすが...
水上滝太郎 「遺産」
...「ごもっとも……御尤もで御座いまする...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...不思議に思われるのは御尤も千万です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...重々、御尤もです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いちいち御尤もですが...
吉川英治 「新書太閤記」
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