...彼は御寮人として宮廷に仕えている...
...彼女は御寮人として腕利きの医師とともに旅をしていた...
...御寮人は高貴な地位にあるが、厳しい規律が課せられる...
...彼は御寮人として宮中の祭典に参加した...
...御寮人たちは、宮廷内で重要な役割を果たしている...
...中から御寮人様のブルーマーが出て来たのにはびっくりした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...幸子は明け方、自動車が門の前を軋(きし)み出るのを夢うつつのうちに聞いて、ああこいさんが出掛けるのだなと思いながらうとうとしていたが、それからどのくらい立った時分か、襖(ふすま)を一寸ばかり開けて、「御寮人さん、―――」と云うお春の声がした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御寮人様や雪子娘(とう)さんが心配なすっていらっしゃいますから一遍いらしって下さいませと申し上げましたら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お春は御寮人様に申上げるとも申上げないとも何とも云わず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鵙屋の御寮人は訝(いぶか)しみながらもその時は大して気にも止めず寝てしまったがその後二三度も夜中起き出(い)でるごとに耳についたことがありそう云えば私も聞きましたどこで弾いているのでござりましょう...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...十二三の召使の男児(おのこ)を呼んで御寮様(ごりょうさま)に一寸御出と云え...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...舅(しうと)姑(しうとめ)おはしまして萬(よろ)づ窮屈(きうくつ)に堅(かた)くるしき嫁(よめ)御寮(ごりよう)の身(み)と異(こと)なり...
樋口一葉 「われから」
...あれは蔵元屋の前の御寮さんが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...蔵元屋の前の御寮さんが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ただの堅々しい御寮人さまか...
吉川英治 「大岡越前」
...伊丹亘(わたる)の嫁御寮(よめごりょう)にでもなるのであろ」「ま...
吉川英治 「黒田如水」
...二夫人の御寮を護って...
吉川英治 「三国志」
...御寮人の声である...
吉川英治 「新書太閤記」
...「人前も無(の)う、九条殿の法師聟と、その嫁御寮とが、一つの輦で通ってゆくぞ」「気でも狂うたのか」「果報すぎて――」「いや、仏罰(ぶつばち)で」「気ちがい聟!」「破戒僧っ」「地獄車よ!」追っても追っても、輦の後(あと)から蛆(うじ)のように群集は尾(つ)いてくるのである、そして、辻にかかるほど、その数は増した...
吉川英治 「親鸞」
...間もなく、小島郡司武弘(こじまのぐんじたけひろ)の媒介(なこうど)で、嫁御寮は、嫁いできた...
吉川英治 「親鸞」
...一族の者に、そう祝福され、励まされて、将門も、いよいよ臍(ほぞ)をかためたらしく、「では、二月(きさらぎ)までには、嫁御寮を、ここに迎えよう...
吉川英治 「平の将門」
...朱実の髪をなでつけていたお甲がどこの御寮人(ごりょうにん)かとばかり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御寮人とお鶴様の顔を見ることも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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