...御妻子もあったそうですから...
芥川龍之介 「俊寛」
...承れば近頃御妻帯の由...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...前方(むこう)で御妻室(ごかない)を持って...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...伊藤喜兵衛様のお妾のお花さんを御妻室になされておりますよ」「え...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...斯(か)く詠じて書付け給ふ長らへてありふる程を浮世ぞと思へば残る言の葉もなし二番には小上の御方御妻御前...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...なぜ御妻帯なさらないのでございます? へえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今に君が家でも持(もっ)たら妹に命じて君の御妻君(ごさいくん)に教えて進ぜよう」大原は失望の気味「イヤそれは少しお門違(かどちが)い...
村井弦斎 「食道楽」
...宮は御妻妾でもこれほど略装になっているのはお見馴れにならないことであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しづさんはその御妻女...
山本周五郎 「薊」
...いまはその御妻女と...
山本周五郎 「末っ子」
...中途で挫(くじ)けない忍耐力が必要です」「御妻女はいつごろ亡くなられたのです」「八年になりますかな...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そのときの御妻女ですか」老人は首を振った...
山本周五郎 「橋の下」
...隙(ひま)をみて御妻女と連絡をとるように...
山本周五郎 「風流太平記」
...貴方の御妻女の妹さんを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御妻子にお告げあるとなると……さすがにの……」老将は...
吉川英治 「新書太閤記」
...こよい限りの御妻子との生別と...
吉川英治 「新書太閤記」
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