...折角の御厚志でありますから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...王さまの御厚志をお伝えするように言いつかったというわけなのです...
太宰治 「新ハムレット」
...南方各地の銘茶の御厚志にあずかっているが...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...楽之軒氏の御厚志によって...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...これは御厚志に酬(むく)ゆるために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは御厚志に酬(むく)ゆるために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...反つて御厚志をふみにじつてしまつたことを考へると申し訳なくてたまらない...
平山千代子 「お泊り」
...せめて御厚志のお礼を申し上げませんではと存じまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...四十九日の法事の際にも御厚志の見える誦経(ずきょう)の寄付があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...院の御厚志が私を今になっても幸福にしてくださるのだとかたじけなく思うのでございます」尚侍はこんなことを言ったついでに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...子供集めや雑用品は失礼ながら手前の方で致します」「御厚志なんとも忝のうござる」話が出来て六兵衛が立つと...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...あとのことは見ぬふりをせよと申して置いた」「御厚志なんともおん礼の申上げようがございません」久木が丁寧に礼を述べた...
山本周五郎 「新潮記」
...御厚志は忘れおかぬ」「いやもう一夜...
吉川英治 「新書太閤記」
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