...マダム馬鈴薯の御入来だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...「鼠が一疋御入来……」とおばあさんがいっています...
宇野浩二 「でたらめ経」
...お客様の御入来は迷惑だった...
海野十三 「三人の双生児」
...いよいよ御入来だな」そういったのは...
海野十三 「爆薬の花籠」
...卵に目鼻の御入来...
太宰治 「新釈諸国噺」
...はじめての御入来である...
太宰治 「正義と微笑」
...朝早々とK店員御入来...
種田山頭火 「其中日記」
...典型的庵主様だらう!緑平老は約の如く十一時の列車で御入来...
種田山頭火 「其中日記」
...「時しもあれや、時こそあれ、一天俄に、掻き晴れて、眺め見渡す隅田川、あれ鳥が鳴く、犬が鳴く――総勢八千六百余騎、おめき渡って打ちかかれば、武田信玄公におかせられましては、いざ、強敵の御入来、せくな、騒ぐな、周章てるな、明日という日が無いじゃ無し、と、忽ち、備える、四十と八陣...
直木三十五 「南国太平記」
...ここに御入来ということになったからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いらっしゃい!瘤(こぶ)つきで御入来か……」「相変らず瘤つきさ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...御入来のせつは、なにとぞ、西側の裏木戸から...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...土耳古の僧正(イグーメン)の御入来だよ!」と...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...嘉納健治先生の御入来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...先生の御入来を待つばかりですぜ...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...わが世界では御身の御入来ばかりを待ちつゝ...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...何といふ厳かなお姫様の御入来であらうよ...
牧野信一 「武者窓日記」
...貴顕紳士は相替らず御贔屓(ごひいき)御入来を願うと張り出した...
南方熊楠 「十二支考」
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