...近ごろ御僧のつれづれを慰めまゐらせうと存じたれば...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...尊げな御僧(ごそう)がございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...「旅の御僧、もはやそなたへの疑いは晴れ申したが、さるにても、斯様(かよう)は怪物を見事に御退治めされたとは、尋常(よのつね)の出家ではござるまい、お差しつかえなくば、俗名(ぞくみょう)をうけたまわりたい」怪量は微笑した...
田中貢太郎 「轆轤首」
...お父さまが生きていらっしゃればちょうど御僧と同じお年頃なのですが...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...一人が、「仙波のも、御僧、埋められたか」と、聞いた...
直木三十五 「南国太平記」
...貴殿も暫く看護(みまも)って下さらぬか」「心得申した」指さす一と叢の木立の中へ、「御僧、病人は何処(どこ)で御座る」「それ、その木の下」二人は大きな日影を作る木の下へ入りました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...御僧、近くへ参れ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「御僧は、この者の、お兄上か」「左様でござりまする」「これ、市十郎とやら...
吉川英治 「大岡越前」
...御僧はどこでお会いなされましたか」「わしの寺で」「ほ...
吉川英治 「剣の四君子」
...……ああ、あの御僧も、その後、どこを雲水しておらるるやら」ふと、眸(ひとみ)をあげたときだ...
吉川英治 「私本太平記」
...御僧一人、何といおうが」「黙らッしゃい...
吉川英治 「私本太平記」
...御僧見ていられるか」「知ったら...
吉川英治 「私本太平記」
...御僧にこんな打ち明け事もしたものを...
吉川英治 「私本太平記」
...ぜひないお使いで参ったのです」「よく使いを頼まれる御僧ではあるよ...
吉川英治 「私本太平記」
...御僧には疾(と)く立ち帰られて...
吉川英治 「新書太閤記」
...「妙心寺の塔頭(たっちゅう)大心院の御僧...
吉川英治 「新書太閤記」
...「もう一名の御僧は...
吉川英治 「新書太閤記」
...御僧たちと、何か、親しそうに話していますもの」二人が、外にたたずんで、こう囁(ささや)き合っていると、やがて、御堂のうちの群集は、だんだん席をつめ合って、そのうちから親切な者が、「さ、外に立っているお人は、順々に、お入りなさい...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??