...やりとりには神経を使わないといけない御事だ...
...箴言三十一章で「よく働き、冬の間自己の御事の食物を取りいれよ」と言われている...
...御事をお忘れになったら、早めにお詫びを言って訂正しなければならない...
...御事のため、今日はお忙しいですか?...
...御事については私に相談してください...
...役場の方にも種々(いろ/\)御事情がある樣でごあんすゝ...
石川啄木 「足跡」
...誠にありがたき御事に候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さても/\痛はしき御事や...
高山樗牛 「瀧口入道」
...伊勢大廟の尊き御嫡流の御方の御事は纔かに偲び奉るさへ...
太宰治 「右大臣実朝」
...かの厩戸の皇子さまの御事などもお思ひ合せになられるらしく...
太宰治 「右大臣実朝」
...関白殿の御事、北の政所(まんどころ)より仰せられ、御命ばかりはお助け申し上げようと様々にお骨を折られましたが、如何(いか)にしてもお赦しが出ず、検使のために福島左衛門大夫、福原右馬助、池田伊豫守の三人をお遣わしになりました、急ぎ最期の御用意をなされい、思し召し置く事も候わば、此の者に仰せ聞けられ候え、後々の御孝養(きょうよう)は懇(ねんごろ)に沙汰を致すでござろう、と云う口上である...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...陛下の御事に言及するのはいかに些細なことであっても名誉であるが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...粟野君が後宇多天皇の御事蹟を委しくお話せられたやうですが...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...よくよくの御事情とお察し申します...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸で二月八日御事始(おことはじめ)に笊を門口に懸けた旧俗を釈(と)くとて...
南方熊楠 「十二支考」
...主上疱瘡の御事ある時は坂本山王の社に養える猴必ず疱瘡す...
南方熊楠 「十二支考」
...おなじみ甲斐に何とか都合をつけてもらえないかねえ?おかみ いろいろ御事情がおありなことはわかります...
三好十郎 「樹氷」
...何分公方様御事禁庭様御首尾大に宜(よろしく)被為在に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お心祝いの御事でも? ……」「否...
吉川英治 「上杉謙信」
...初めが『大塔ノ宮ノ御事』ってんだが...
吉川英治 「私本太平記」
...実は、われら将軍家に扈従(こじゅう)の輩(ともがら)、当国の朝倉殿こそは、唯一のお味方たる大名と、頼みにいたしぬいて、今日まで内々、数度の交渉やら、お縋(すが)りもいたしたなれど、最後の御返辞、延々(のびのび)のまま、いつになるとて御一決のもようは相見えません」「……むむ」「その間に、朝倉殿の内政、御事情など、静かに観(み)てあれば、それも道理、孤立の公方家(くぼうけ)を擁(よう)し、天下を敵とするも起つなどという、御気概もあろう筈はなし、縋(すが)るわれらが、無理ということが、よく分って参った...
吉川英治 「新書太閤記」
...安土の主君様の御事を」「ほ...
吉川英治 「新書太閤記」
...主上之御事不及申...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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