...「あの家には、御主人様しかいないそうです...
...「私は、御主人に愛されているのです...
...「御主人が帰宅するまで、料理を作って待っていました...
...「御主人のお気に入りの酒を探しています...
...「御主人に何かお手伝いができればうれしいです...
...御主人の御飯を頂きました...
芥川龍之介 「俊寛」
...もう一度伺いますが、あなたが南室で荷物の整理をしていられた時に、御主人は、あなたと同じ南室で、絵を描いていられなかったですか?」「主人は南室などにいませんでした...
大阪圭吉 「闖入者」
...その後御主人が令嬢ともお会い下さったそうで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...若い御主人が嫌(きら)うだろ」と木之助がしりごむと...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...私が何時御主人を誘つたえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「實は、御主人、先代の幽靈が出たのですよ」「へエ――」何んと言ふ暢氣(のんき)な顏、吉五郎の口邊にはこの名御用聞を嘲(あざけ)るやうな微笑さへ浮びます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人樣はこの春から輕い中風で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人は折角寮へ來て休んでゐるんだから夜だけでも靜かな方がいゝと仰しやるもので――」番頭の話を聽き乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御主人を怨(うら)む者は?」「そんなものはある筈もございません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いやもうお笑ひ草で」「ところが御主人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――御主人」平次は思ひも寄らぬことを言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人の形見の品を買われる方がある毎(ごと)に...
野村胡堂 「眠り人形」
...御主人は、鼻紙を妻君に渡してしまふと、また、手を膝の上へだらりとさげてよく眠つてゐる...
林芙美子 「幸福の彼方」
...「おくさんが御主人のそばをはなれられるようなら...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...御主人の織田信長(おだのぶなが)公を見ろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下の春は御主人の顔から立ち昇っているようだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...御主人が出世なされば...
吉川英治 「茶漬三略」
...一人(ひとり)は右大臣(うだいじん)阿倍御主人(あべのみうし)...
和田萬吉 「竹取物語」
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