...「あの家には、御主人様しかいないそうです...
...「私は、御主人に愛されているのです...
...「御主人が帰宅するまで、料理を作って待っていました...
...「御主人のお気に入りの酒を探しています...
...「御主人に何かお手伝いができればうれしいです...
...御主人は時々振り返りながら...
芥川龍之介 「俊寛」
...隣席の奥様がその隣席の御主人に「あれはもと築地(つきじ)に居た女優ですよ...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...御主人様のいうことを黙って聞いていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...御主人にとつては鳥を二羽一度にしとめるくらゐ何でもない...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...「御主人丹之丞樣に取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでも中気でブラブラしている御主人が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御主人、このとおり四十八本の手紙は、出した方の――彦次郎という名前は書いてあるが、受取る方の名前は一つも書いてない、――これを見るがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御主人が惡かつたさうだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あの御主人のダッジは何んな色でしたな」「あら...
牧逸馬 「双面獣」
...御主人様は大悦(おほよろ)こびで...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...「いや……君の姉さんの御主人だつて言う人...
三好十郎 「肌の匂い」
...「御主人様がたを鏡のお餠にも祝っております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御主人様、また皆様がたにもお喜びの多い春かと存じ上げます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一九三〇式に磨き立てている…………だから現代の頭のいい……たとえばマダムの御主人のような男性は...
夢野久作 「奥様探偵術」
...慌てて御主人に電話をかけた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そしてこよいからは、あれにおらるるお方――黒田官兵衛孝高様のそばにて、御主人とも、育ての親とも、大切に仕えるのじゃぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてわしの御主人とも...
吉川英治 「茶漬三略」
...御主人様の思い女(もの)と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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