...「御一統様」は熟語ではありません...
...御一統のお名前にも障(さわ)りますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「東照權現樣御一統の後は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「東照権現様御一統の後は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御親類樣方御一統の思召を承(たま)はり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御親類様方御一統の思召しを承(うけたまわ)り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あちらさま御一統も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御歴々御一統にて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どうじゃ? もうこれまでの生利(なまぎ)きな気性を捨てて、拙者に詫びを入れ、酒席の酌でもいたすというなら、御一統に、拙者から、いのち乞いを願ってもつかわすぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「はい、おふくろが申しますには、お屋敷の方は、あなた様が、お家出をあそばしてから、それはもう、言語道断(ごんごどうだん)の御難儀、お城からは、毎日のように、御使者で、行方(ゆくえ)をお責め問い――御隠居さまも、とんと、御当惑――一日のばしに、お申しわけをなされていたのでござりますが、娘の我儘(わがまま)をそのまま上意をないがしろに致すは不届至極(ふとどきしごく)と――これは、うけたまわったまま、失礼をかえりみず申し上げるのでございまするが、いやもうことごとく御立腹――御隠居さまの御不首尾は勿論、殿さま――駿河守さままで、御遠慮申さねばならぬおん仕儀――この分にては、折角の上さまお覚えも、あるいは、さんざんに相成るのではあるまいか――と、御一統、御心痛の御容子(ごようす)――出来ますことなら、あなたさまに、おかんがえ直しが願えたなら、八方、よろしかろう――と、おふくろも、泣いて申しますので――」「で、わたしにそれをいいに来てくれたといやるのか?」と、浪路が、鋭く遮(さえぎ)るようにいった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...百姓の心持ちを知っていただけまするのは百姓御一統(ごいっとう)ばかりでごぜます...
三好十郎 「斬られの仙太」
...百姓の心持を知っていただけまするのは百姓御一統(ごいっとう)ばかりでごぜます...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「当方後室も泉蔵様始家内御一統へ宜申上候様被申付候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御一統の御小言は昌秋お受け出来ませぬわい...
夢野久作 「名君忠之」
...……宗家(そうけ)御一統や...
吉川英治 「私本太平記」
...御一統をみじめにはいたしますまい...
吉川英治 「私本太平記」
...そちらのお味方御一統にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...――他(ほか)の御一統には...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...どうか御家臣御一統さま...
吉川英治 「日本名婦伝」
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