...御一同に感謝の気持ちを伝えたいと思います...
...御一同には大変ご迷惑をおかけしてすみません...
...御一同からのご意見をお待ちしております...
...御一同が集まれば、必ず盛り上がること間違いなしです...
...御一同が揃うと、いつも笑いが絶えません...
...且(かつ)はかねがね御一同の御憤(おいきどお)りもある事と申し...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...きょうは御一同をお招きして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...御一同にだまされて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...―――御一同はもはや御用はございますまい...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...戸坂嵐子殿外御一同(昭和二十年一月八日朝)このハガキ...
戸坂潤 「獄中通信」
...繰返して「御一同...
直木三十五 「南国太平記」
...今のうち御一同は船へお引揚げなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし、却(かえ)って、やっとのことで、張合いが出て来たというように、「おお、いよいよ、御一同、抜かれましたな――が、辻斬りで、年寄り子供を斬るとは、ちがって、お手向いいたす敵手(あいて)となると、お気おくれがなさるようで――」花はずかしい美青年の唇の、どこからこんな冷罵(れいば)が出るかと、思われるようだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そして、「しからば、これを以て、御裁可を仰ぐことといたせば、御一同は、各のお支度部屋へ退がって、暫時、御休息をとられたがよろしからむ」と、人々に一応の退座をうながしてから、内管領ノ長崎高資と赤橋守時のふたりだけが、そこから執権御座所の方へ先に立って行った...
吉川英治 「私本太平記」
...「侍童(じどう)の頃より、弁ノ殿に長く仕えてまいった雑色(ぞうしき)の菊王にござりまする」「申しおくれた、それがしは船木頼春……」と、いいかけて彼は、ちらと、右少弁俊基(うしょうべんとしもと)の顔を見たが、俊基がゆるしている風なので、「じつ、お恥かしい次第だが、わが妻の嫉妬が因(もと)となって、かの正中の禍(わざわ)いをひき起し、宮方御一同へ、言いようなき破綻(はたん)の厄(やく)をおかけしたので、この身も、死しておわびすべきを、弁ノ殿から、やれ待て、死ぬなら、よい死に場所をほかに求めよと、お諭(さと)しうけて、いまだにこの地で、のめのめ生き長らえている者でおざる」と、彼はいった...
吉川英治 「私本太平記」
...きっと御一同さまが...
吉川英治 「私本太平記」
...――もうすぐそこへ殿を始め御一同お見えになります...
吉川英治 「新書太閤記」
...御一同にも……』――よろしく...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……御一同、察してくれ」暗然と、皆、口をつぐんでしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……おい、荷十郎」「うむ?」「門をはいって来るところを確かに見たのか」「見た」「じゃあもう、これへ見えそうなものじゃないか」「来んなあ」「……遅すぎる」「はて」「人違いじゃなかったのか」「そんなことはない」厳(いかめ)しく床を占めて、坐っていた面々も、ふと、間拍子が抜けて、自分の緊張に、自分で力負けを覚えかけて来た頃、ぱたぱたと、草履の音が、控部屋(ひかえべや)の窓の外に止まって、「御一同」と、外から、同輩の顔が一つ、背伸びして、中を覗きこんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御健勝に」「うむ……」「御一同にも」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また、べつな三方には、用意して来た杯が乗せられ、側の盆には銚子(ちょうし)も供えて、「さて、御一同」と、年長の内海(うつみ)孫兵衛丞から、改った挨拶が述べられた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...貴家御一同御無事に候哉御尋申候...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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