...從(したがつ)て日本(にほん)に流通(りうつう)して居(い)る通貨(つうくわ)の高(たか)は減(へ)らぬ...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...その問題だ――段々年を取るに從つて男女の情愛は表面に見えなくなるとしても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この神の從者ではなくして...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...聽くに從つて節しが旨いと思ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...民衆の要求に從つて民族心理の變化と共に演ずる内容形式に變化を受けるであらうと云ふ事は自然の經路であるからである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...從者(じゅうしゃ)多勢(おほぜい)を引連(ひきつ)れて出(で)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...之に從ひアテーネー呼びて直ちに彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...從つて罹病した和蘭人が内外の治療...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...從來のロシヤ遣日使節はクロンシユタツトを出てから太平洋を北上し...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それで弘法大師が日本に於て從來の書風と異つた所の...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...これは從來の四部の分類法よりはよほど學術的に出來てゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...從來の個人的心理描寫の圈内を脱出して...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...從來の八五郎には無いことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕の爲めに外の仕事を始めて下さつた從順さ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ベルグソンに從へば...
三木清 「認識論」
...從ツて慘忍(ざんにん)を極め辛辣を極めて...
三島霜川 「平民の娘」
...加之(しかのみならず)此の天降(あまくだ)りがおとなしく從來のしきたりを踏襲して行かない...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...亦(また)各(おのおの)其志(そのこころざし)に從(したが)ふ也(なり)...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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