...得難い機会です...
泉鏡花 「婦系図」
...しかしながらわれとわれを客観して見ればまた一種得難い興味もある...
伊藤左千夫 「水籠」
...友としては得難い友ばかりである...
種田山頭火 「行乞記」
...誠に得難い教訓であった...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...十分に納得出来る詩が得難いのではあるまいか...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...しかし僕の言わんと思うことはある程度まで生命財産の安固を得なければ自由を得難いものであると思う...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...世にも得難い魅力の発散者です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世にも得難い魅力の發散者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...得難いことであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私の座右にはいつのまにか得難い支那の古印がいくつもあることになりさうだ...
堀辰雄 「我思古人」
...自分達のあいだに仲なか得難い...
牧逸馬 「双面獣」
...却つて得難いのびやかさを味はつたことが屡々だつた...
牧野信一 「痩身記」
...彼と私と共同で設計した少々型ちの変つた眼鏡でウマク行けば今の私にとつては得難い侶伴になる筈だ...
牧野信一 「どうしたら私は憐れな彼女を悸さずに済せるだらう」
...多く得難いのである...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...後に立ち戻つて語るべき機会が得難いからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これだけではまだ多くの人の同意は得難いであろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...然し、友は、わかれたら、またと得難い...
吉川英治 「折々の記」
...存分に過ごした日が得難い貴重な日であったと感謝されるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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