...決して得難い品ではない...
芥川龍之介 「煙管」
...達者というも得難いに...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...なかなか長寿を得難いからだ...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...部署を定めて東奔西走も得難いね...
岩村透 「不吉の音と学士会院の鐘」
...恐らく今後と雖も斯く迄圖版の多數なるものは容易に得難いことであらう...
丹波敬三 「大植物圖鑑」
...完全な材料はなかなか急には得難いので...
寺田寅彦 「火山の名について」
...十分に納得出来る詩が得難いのではあるまいか...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...しかし僕の言わんと思うことはある程度まで生命財産の安固を得なければ自由を得難いものであると思う...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...世にも得難い魅力の発散者です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多く得難い好記録である...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...私の座右にはいつのまにか得難い支那の古印がいくつもあることになりさうだ...
堀辰雄 「我思古人」
...「古代感愛集」はますます私には何よりも得難い書物となりました近在の村に住んでときをり私を訪ねてくるフランス文學をやつてゐる友人にこの書物を見せましたら...
堀辰雄 「「古代感愛集」讀後」
...得難い胸の高鳴りを覚えた...
牧野信一 「心象風景」
...しやなり/\と恥らひを含んだ婦人達の最も慎しやかな姿のうちに夢を抱いてこそ真に得難い甘美な悩ましさを得られるのではなからうか――などゝ至極怪し気な衣裳論を持ち出したりした...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...得難いその「古薩摩」は実はほとんど皆黒釉である...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...出(い)ずべきときに出た得難い名奉行を...
吉川英治 「大岡越前」
...然し得難い樂しみの一つを得るがための努力であると見れば...
若山牧水 「樹木とその葉」
...極東建築史の得難い縮図だということになる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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