...やや得意気に見えた...
泉鏡花 「婦系図」
...少々得意気に話してくれた...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...得意気ににこにこ笑いながら――火の点いた四半パイントの半分のブランディでぽっぽと燃え立っている...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...何となく得意気に聞こえて面白い...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...呂将軍はなお得意気にも一度高笑いを繰返しました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...ものになるものもものにならない」「その通り――」と米友は得意気に叫ぶと共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...趙が得意気に言った...
中島敦 「虎狩」
...その太い腕を得意気に振廻してゐる光景のみが...
中原中也 「校長」
...馬の尿(いばり)を得意気に咏(えい)ずる発句(ほっく)と云うがある...
夏目漱石 「虞美人草」
...得意気に胸を張り...
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」
...息子は得意気にそんなことをいひながら手綱を引いて行き過ぎて行つた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...おぼつかない舌の先で得意気に講釈したが...
牧野信一 「妄想患者」
...お前様がお彫りになったので――」闇太郎は得意気に微笑した...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...哲学史の知識を自己の博学を矜る具に供したり社交場裡の話柄に用いたりして得意気に満足しておる人...
三木清 「語られざる哲学」
...得意気にいつも持ち廻っているのを...
三木清 「西田先生のことども」
...川上さも得意気に「どうです...
山本笑月 「明治世相百話」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...強右衛門(すねえもん)は、そう訊かれると、やや得意気に、「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
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