...得意そうに左右を顧みながら...   
芥川龍之介  「英雄の器」 
...――それだけは推理で分っとる」とロッジ部長は得意そうに...   
海野十三  「見えざる敵」 
...得意そうに頭の上にふりかざして...   
薄田泣菫  「艸木虫魚」 
...得意そうに皆に見せびらかしました...   
薄田泣菫  「艸木虫魚」 
...やや得意そうに説明して聞かせる梅川忠兵衛の新口(にのくち)村は...   
太宰治  「故郷」 
...」男の子が得意そうに言う...   
太宰治  「正義と微笑」 
...」とその記者はいかにも得意そうに...   
太宰治  「惜別」 
...詩集やら小説本やらを得意そうにかかえて闊歩(かっぽ)し...   
太宰治  「惜別」 
...此処(ここ)も居心は悪くないでしょう」時雄は得意そうに笑って...   
田山花袋  「蒲団」 
...姉が得意そうに母の顔を見た...   
豊島与志雄  「黒点」 
...秀子は得意そうに山田を顧みながら云った...   
豊島与志雄  「掠奪せられたる男」 
...得意そうに祝盃をあげている...   
夏目漱石  「三四郎」 
...だれかが得意そうに語ってもいた...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...内大臣様の御願(ごがん)はたしの御参詣を知らない人もあるね」供男(ともおとこ)階級の者もこう得意そうに言う...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...私の頭で考えますことではろくなことはできそうにございません」などと得意そうに語る...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...叔父はそれから如何にも得意そうに...   
夢野久作  「鉄鎚」 
...」と云いつつも得意そうにオールを勢い良く動かしていった...   
横光利一  「旅愁」 
...その小次郎へ、おばばは、得意そうに、「見なされ、やはり伊織めであったがな...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
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