...得るところと比べて...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...結果は何等得るところなしでした...
海野十三 「空中墳墓」
...何一つ得るところがなかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...民衆のよくなし得るところではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついに得るところなくして終った...
中里介山 「大菩薩峠」
...得るところはあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは背恰好が兼吉と似てゐるといふだけで何の得るところもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んの得るところもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の意志で實現し得るところの人々は...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...そのために得るところは彼らを駆って過度労働に追い込み...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その得るところの月給は正味手取りの利益なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...私としては興味もあり得るところもあつたと思ふ...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...得るところは十社を一社に減じたるのみ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...今の社会においてもなお吾々が見出し得るところの一種の組織...
柳田国男 「家の話」
...何も新しく得るところがなかったので...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...得るところはなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼は大いに得るところがあった...
吉川英治 「剣難女難」
...虚を撃って来ることは――必然的に察し得るところだったからである...
吉川英治 「新書太閤記」
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