...」「科学上の智識を得るには屈竟(くっきょう)の機会であるから...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...もし又自分の中から吸收し得るものは吸收し盡して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...今日の位地を占め得るに至つたかと考へるに恐らく誰でも直に気の附くことであらうが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...どこそこへ自分はこれからメシを食いに行くのだと自分に言いきかし得る...
高見順 「如何なる星の下に」
...彼よりはげしい肉体労働に堪(た)え得る人間はほとんどなかったし...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...こういう所謂「思想」なるものが如何に無意味に並べられ得るかに驚かされるだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...無数に存在し得る...
豊島与志雄 「生活について」
...これをソックリ買取って我が屋敷として住みたいと望み得るほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのイリアッドがやはり現代の人に読み得るところ...
夏目漱石 「創作家の態度」
...毎日紙上に發見し得る戰爭の報道といつては...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...生き甲斐のある一日として思ひ出の種にし得るかどうか...
葉山嘉樹 「氷雨」
...それによって得るところなど何もないんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...吾々の想像が描出し得る神祕境を披瀝するのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...後に至って開発土着する者があったとすればあるいはこれを解し得るが...
柳田國男 「地名の研究」
...何も得るところはなく...
吉川英治 「脚」
...ある個人が自分自身により多量を占有し得るに比例して必然的に減少しなければならない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...とにかくこれほどの印象を与へ得る大仏殿は...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
...しかも我々は病苦に堪え得る人と堪え得ぬ人とを区別する...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
便利!手書き漢字入力検索