...一目に見渡せないような集団を簡単に把握し表現し得るような一般法則を求めるようになってくる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この労働が出来得る男ならば各自にその目的に達し得べきことを疑わぬ...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...を結論し得るであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして人々はこの抽象によってこの事物を取り扱う具体的な方法を得ることが出来るのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...プロレタリア的な文学だけが解き得る問題だといい換えるべきであるかも知らぬが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ほとんど無作法といってもいいほどの生活欲を征服し得るような絶望がいったいこの世の中にあるのかしら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...たゞ實驗と符合する結果を得るや否を立證するためである...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...こういう閑居も有り得るし...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず水温を自由に変化し得るような装置を作れば...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...食って行き得る職業ならば...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...兩者はここでは自然的時間におけるものと異なつた新たなる意義を得る...
波多野精一 「時と永遠」
...辛うじて択び得たる者また到底俳句界を代表し得る者に非ず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...習慣を自由になし得る者は人生において多くのことを爲し得る...
三木清 「人生論ノート」
...人間學の問題が單に客觀的な存在的問題でないことを容易に看取し得るであらう...
三木清 「歴史哲學」
...でき得る限り濃緑化する...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...相変らず遣り続け居る内には多少得るところなきにあらず...
南方熊楠 「十二支考」
...永遠に犯され得るものでないのは自明である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...もし出来得ることであるならば...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??