例文・使い方一覧でみる「徒費」の意味


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...實功の方面から云へば出來ない相談は無用なる精力の徒費である...   實功の方面から云へば出來ない相談は無用なる精力の徒費であるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...君がいまだに大切な時を徒費しているという白状だ...   君がいまだに大切な時を徒費しているという白状だの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...ここで我々はかなりな時間を徒費した...   ここで我々はかなりな時間を徒費したの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...若き日の徒費であらうと...   若き日の徒費であらうとの読み方
薄田泣菫 「桜の花」

...そしてわたしはそれらのもっと多くを工場のなかや教師の机のうえで徒費したかったのを悔いはしない...   そしてわたしはそれらのもっと多くを工場のなかや教師の机のうえで徒費したかったのを悔いはしないの読み方
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」

...酒や女に徒費するにはそれだけの金額など瞬(またたく)く間だ...   酒や女に徒費するにはそれだけの金額など瞬く間だの読み方
武田麟太郎 「現代詩」

...こんな意味のない時を徒費してゐる間には...   こんな意味のない時を徒費してゐる間にはの読み方
武田麟太郎 「大凶の籤」

...なんで時間を徒費することがいろう...   なんで時間を徒費することがいろうの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」

...ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児(ゆうとうじ)」のために...   ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のためにの読み方
寺田寅彦 「科学に志す人へ」

...如何に煩雑な労力がそこに徒費されているか...   如何に煩雑な労力がそこに徒費されているかの読み方
豊島与志雄 「「自然」」

...しかしわたしはこれがために幾多の日子(にっし)と紙料とを徒費したことを悔(く)いていない...   しかしわたしはこれがために幾多の日子と紙料とを徒費したことを悔いていないの読み方
永井荷風 「十日の菊」

...築き上げた労力だけを徒費した訳になる...   築き上げた労力だけを徒費した訳になるの読み方
夏目漱石 「野分」

...釣魚と鳥追ひといつた無為の業(わざ)に徒費してゐたが...   釣魚と鳥追ひといつた無為の業に徒費してゐたがの読み方
平田禿木 「趣味としての読書」

...貴重の光陰(こういん)を徒費(とひ)せんこと...   貴重の光陰を徒費せんことの読み方
福田英子 「妾の半生涯」

...尚其徒費を繰返し...   尚其徒費を繰返しの読み方
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」

...それを私は徒費しまいと思って居ります...   それを私は徒費しまいと思って居りますの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...数日ないしは十数日を病床に徒費しないで過す月は殆んど一ヶ月もなく...   数日ないしは十数日を病床に徒費しないで過す月は殆んど一ヶ月もなくの読み方
三好十郎 「俳優への手紙」

...手工のみでは労力の徒費があり...   手工のみでは労力の徒費がありの読み方
柳宗悦 「工藝の道」

「徒費」の読みかた

「徒費」の書き方・書き順

いろんなフォントで「徒費」

「徒費」の英語の意味


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