...不レ然徒爾講二明訓詁一而已...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...然らずして徒爾(とじ)に訓詁(くんこ)を講明(かうめい)するのみならば...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...本書の譯ある徒爾ならざるを信ず...
太宰治 「ラロシフコー」
...わざは上達しないでもこういう心境をやしなうことが出来るものならば遊芸をならうということも徒爾(とじ)ではないように思われてくる...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...それでも重右衛門の一生は徒爾(いたづら)ではない!」と心に叫んだ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...千言万語も徒爾(とじ)であるのである...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...この人生の徒爾でないのを感じ...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...この時において彼豈(あ)に徒爾(とじ)にして已(や)まんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...我輩寧ろ其の徒爾に屬するを知る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち其大言壯語も亦終に徒爾ならざる可きを信ずるに足る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我輩寧ろ其の徒爾に属するを知る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち其大言壮語も亦終に徒爾ならざる可きを信ずるに足る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それが徒爾(いたずら)半分の出放題(でほうだい)でない事は...
夏目漱石 「行人」
...丁度徒爾(たいくつ)で困つてゐる三人連れの中年の御婦人があつたので...
林芙美子 「大島行」
...私は徒爾(いたずら)な時間をつぶすために...
林芙美子 「清貧の書」
...これを邦文に翻訳してわが学界に伝えることも決して徒爾ではあるまい...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...非是光陰徒爾過...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何となればアダには徒爾(とじ)または障礙(しょうがい)の意味があるからである...
柳田國男 「地名の研究」
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