...お松さんの持ち場の卓子(テエブル)にいた外国語学校の生徒らしいのが...
芥川龍之介 「葱」
...彼女だけは彼等よりもませてゐるだけに反(かへ)つて僕には女生徒らしかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...徒らに冷かなる扉によりてはね返される焦躁を經驗する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...況(いは)んや形色徒らに大にして設備完たからざる吾現時の状態に於てをや...
石川啄木 「渋民村より」
...然るに大多数の母たる人々は徒らに風琴を掻き鳴らすことが真の音楽に対して全ての芸術が学ばれなければならないといふ事を単に証拠立つるが如き教育法を用ひてゐる...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...それに就いて徒らに空論を上下して居るやうなものが多い...
田山録弥 「明治文学の概観」
...酒癖の悪い少数の者は徒らに威丈け高になるが...
戸坂潤 「読書法」
...何となれば是れ徒らに伊藤侯及び自由党の反感を買ふに過ぎざればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...コレージュ(高等中学校)の生徒らはえりに金の百合(ゆり)の花をつけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...パンを求むる暴徒らにとり巻かれたジャンヌが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...徒らに、死ぬ覚悟だけなら、匹夫、婦女子にでもできるぞ」小太郎は、俯向いて、耳から、首筋まで、赤くなっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...徒らに激しく炎(も)えてゐるばかりだつた...
牧野信一 「昔の歌留多」
...士らしい服装の者あり、浪人らしき者、士とも町人ともつかぬ様子の者、博徒らしい者、中の一人は坊主頭で、ころもを着ている...
三好十郎 「斬られの仙太」
...人は徒らに鞭を揮って彼らのポケットに学問をつめこませますが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは徒らに言葉多くしてぼやけていた」と答えた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...豈(あに)徒らに鏡花水月をのみ画く者ならんや...
山路愛山 「詩人論」
...また徒らに討殺(とうさつ)することが...
吉川英治 「新書太閤記」
...衆徒らは、四散し、かれらが待っていた呼応の武門も、援けに来るいとまもなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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