...到底(たうてい)我我売文の徒には手の出ぬせゐでもありさうである...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...結局あの歌を生徒に歌はせては不可ん...
石川啄木 「雲は天才である」
...前の方の机に一団になつてゐる女生徒には...
石川啄木 「二筋の血」
...新しい教授方式に對して徒に其の短所のみを論ずることをせず...
高田力 「ベーシック英語」
...なぜでしよう?」「おそらくあのマホメット教徒に罪を着せるためでしよう」とブラウン神父は答えた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...昔の詩人騷客を悦ばしめた風景の跡は徒に過去の夢となつてしまつてゐる...
近松秋江 「湖光島影」
...この一般知識人の気風が学徒にも及んで...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...生徒にはそれでも相当に厳格であったらしい...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...寒駅の酌婦は関所破りの博徒に旅費を恵むことを辞さなかった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...放校された生徒に同情するとしますと...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...他の公私諸学校の生徒に比して...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...生徒に向(むかっ)て金二分持て来い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...生徒に講談を聴かせ...
福田英子 「妾の半生涯」
...殊に一高の生徒には厭世思想が流行で...
三浦環 「お蝶夫人」
...世界第一の細菌學者コツホはつねに其徒に誨(をし)へていはく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...大都督護軍将軍に任ぜられるとはいったい何事だ」「あんな文弱の徒に...
吉川英治 「三国志」
...自身もまだ名もない一学徒にすぎなかったので...
吉川英治 「親鸞」
...この心がけはもちろん学徒に限ったことではなかろう...
和辻哲郎 「孔子」
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