...昔は錬金術(れんきんじゅつ)を教えた悪魔も今は生徒に応用化学(おうようかがく)を教えている...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...結局あの歌を生徒に歌はせては不可ん...
石川啄木 「雲は天才である」
...画学校では女の生徒に茶の袴を穿かせることになっていたので...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...彼船は徒に砂頭に朽ち損ずと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...それを生徒に話したことがある...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...ことに中学程度の生徒には教員の全知全能を期待するような傾向があるとすれば...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...生徒にとって問題と云えば試験問題でしかなく...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...柔順御し易きの徒に非むば巧慧※薄の輩多し大隈伯は然らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その天賦を殺して基督信徒にならるゝ事を神が望み給ふとは僕は思やしません...
長與善郎 「青銅の基督」
...モット生徒に質問をさせたり...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...他の生徒に負けぬように芝居に関する素養も造っておこうというので...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...これは生徒に「普通語」を話さす爲めであるとのこと...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...品行さえ方正な生徒には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...徒に昔の、渡辺篤と関・サトウの駕屋が恋しいばかり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私を徒にいつまでも涙のうちに垂込めては置きますまい...
宮本百合子 「偶感一語」
...余計な迷惑を信徒に与えんとしたのでないことだけは...
柳田国男 「山の人生」
...山蔭のもう日も暮れた地面を踏み鳴らしながら一人の年寄った先生が二十人ほどの生徒に体操を教えていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この心がけはもちろん学徒に限ったことではなかろう...
和辻哲郎 「孔子」
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