...いつもこの国の信徒に対する...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...3崇拜者を求める爲に徒に聲を大きくして叫びたくない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...共に最も直接にパリサイの徒に當るものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その唱歌が学校生徒に歌はせて差支がない...
石川啄木 「雲は天才である」
...杜はかねてその生徒に眩しい乙女(シャイニング・ミミー)という名を...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...どうも西洋人の教師は日本人の生徒に対して一種のえこひいきがあるようです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...高等の生徒に英語を教えてやったのが始まりで...
田山花袋 「田舎教師」
...批評と云っても単に手を拱いて徒に眼ばかり肥えて高くなった実行上の無能力を意味するのでもない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...自然生徒に軽侮されることになるから...
戸坂潤 「社会時評」
...現今の東京はさながらイカサマ紳士の徒に邸宅の門戸を大にして愚民を欺き驚すものと變(かはり)がない...
永井荷風 「十年振」
...小学校生徒に教えるような態度で...
中里介山 「大菩薩峠」
...徒にものな言ひそと...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...校長にして生徒に対する関係が依然良好であるならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...他の公私諸学校の生徒に比して...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...生徒に講談を聴かせ...
福田英子 「妾の半生涯」
...世界第一の細菌學者コツホはつねに其徒に誨(をし)へていはく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...神はキリスト教徒に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...北条氏が強権を執った頃、いちど敗れて一族離散したこともあったが、後にまた、本領を回復し、後醍醐(ごだいご)天皇が笠置山(かさぎやま)に行幸(みゆき)遊ばされて、官軍を召し募(つの)られた折には、柳生一族からも、中之坊という勤皇僧が出て、笠置衆徒に列し、正成(まさしげ)の帷幕(いばく)に参じ、建武の復古によく働いた...
吉川英治 「剣の四君子」
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