...徐(おもむ)ろに頭(かしら)をもとへ返した...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...徐々(しずしず)相近づくにぞ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...日中戦争の徐州(じょしゅう)攻略のときのように...
海野十三 「大空魔艦」
...酷(ひど)く感動(かんどう)して徐(しづか)に口(くち)を開(ひら)いた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...十時出帆徐行...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...あの徐和が災難を受けた時...
豊島与志雄 「碑文」
...彼の甥に徐乾學があり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...徐に巻煙草をのみはじめた...
永井荷風 「申訳」
...暫くあって徐々(そろそろ)と身を起したのを見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ぶく/\やりたけりや入(へえ)つた方(はう)がえゝや」船頭(せんどう)はそつけなくいつて徐(おもむ)ろに棹(さを)を立(た)てる...
長塚節 「土」
...徐(しずか)に右だけの手袋を脱ぎ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...徐福(じょふく)・楊貴妃(ようきひ)を招き迎えようとした程度に...
柳田国男 「海上の道」
...望みどおり徐晃を味方に得て...
吉川英治 「三国志」
...徐州へ帰って来るであろう」そう聞くと...
吉川英治 「三国志」
...徐庶は答えて、「その人は、極めて、名利に超越し、交わる人たちも、限られていますから、彼の賢を知るものは、ごく少数しかないわけです...
吉川英治 「三国志」
...先頃まで新野にいて親しく玄徳の近況を知っている徐庶(じょしょ)であった...
吉川英治 「三国志」
...このときに江北の徐州を奪ってしまうべきでないかと考えていた所である...
吉川英治 「三国志」
...徐晃は、この朝、攻めに先だって、真額(まびたい)を射ぬかれ、馬からどうと落ちてしまった...
吉川英治 「三国志」
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