...彼女と別れた後難が続いた...
...あの事件の後難を心配している...
...彼が会社を辞めた後難が予想される...
...彼の失言が後難を招いた...
...大雨が降った後、道路の後難を見て運転に気をつけた...
...三郎治も後難を恐れたと見えて...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...御後難は目に見えるようです...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そうして後難を無くするという事は新しい飛行機の数を増すと同様にきわめて必要なことであろうと思われる...
寺田寅彦 「災難雑考」
...梅吉はじめ皆後難あらむ事を慮り噂とり/″\なりといふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...余は唯後難を慮りて悠々として迫まらず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...亭主が後難の種を...
中里介山 「大菩薩峠」
...このおかみさんにだけは後難のかからないようにしたいものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然あの人には一切の後難を及ぼしたくないというのは人情です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてこの貴様が彼の口から出たときはきっと用心して後難を避けた...
夏目漱石 「行人」
...大部分の人々は後難を恐れて思いつきを述べて来たので...
久生十蘭 「魔都」
...後難を警戒するために殺したものと思われる」ここまで説明してから...
夢野久作 「暗黒公使」
...後難を恐れて不意打に刺殺(さしころ)し...
夢野久作 「二重心臓」
...後難を案じるため...
吉川英治 「黒田如水」
...後難を受けられても...
吉川英治 「三国志」
...後難をおそれていたずらに上訴の時を移していたためである...
吉川英治 「三国志」
...かれは早くも後難を察して...
吉川英治 「新書太閤記」
...後難が案じられる」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...後難を恐れていては行われない...
吉川英治 「親鸞」
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