...前脚と後脚に分かれた股引を装着して武器や盾を持ち戦う武士の形が、戦国時代に現れる...
...後脚を軸にしてくるくる廻ったりして居るのだ...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...彼等は身を僂(ちぢ)めて後脚(あとあし)で地上に強く弾みを掛け...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...彼は後脚を弾いて躍り上ることをもう知っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...私が初めて訪問した時にダーウィンの『種原論』が載っていた粗末な卓子(テーブル)がその後脚(あし)を切られて...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...後脚が長いでしょう」猟人「短くって...
竹久夢二 「春」
...解き放たれるのを待ちかねて後脚で立ち上る...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そして右の後脚の附根と思う辺を刺したように見えた...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...アダムの父は後脚を空へ蹴上げる馬の背に威張っていた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...後脚(あとあし)跳ねかし牡馬の如く...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...急に後脚が痛くなって...
林芙美子 「美しい犬」
...右の後脚がうんと外方(そと)へねじれてしまい...
久生十蘭 「キャラコさん」
...後脚の右へはいった佐渡屋の定太郎と...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ゼーロンは後脚で空気を蹴って飛び出した...
牧野信一 「ゼーロン」
...マルはきちんと前脚を曲げて後脚で立ちあがつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...後脚で切りと土を蹴つてゐた...
牧野信一 「夜見の巻」
...兎は後脚が長くてすこぶる迅(はや)く走りその毛色が住所の土や草の色と至って紛らわしき上に至って黠(ずる)く...
南方熊楠 「十二支考」
...右前脚は誰、左前脚は誰、後脚は某々、尾は某、耳は某という風に一疋の馬を数人に売り、その人々その持ち分に応じてその馬の労力や売却の利を分ち享(う)けんと構え居る...
南方熊楠 「十二支考」
...後脚を一本綱で縛られ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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