例文・使い方一覧でみる「後棒」の意味


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...先棒の姿は後棒に見えるが...   先棒の姿は後棒に見えるがの読み方
伊丹万作 「演技指導論草案」

...後棒へ「妙ちきりんなものが...   後棒へ「妙ちきりんなものがの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...後棒と先棒との見合わせる目から火花が散って...   後棒と先棒との見合わせる目から火花が散っての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...後棒の若い衆は思わず跳ね飛ばされて尻餅をつくと...   後棒の若い衆は思わず跳ね飛ばされて尻餅をつくとの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...駕籠を担いだ後棒の注意も惹(ひ)かず...   駕籠を担いだ後棒の注意も惹かずの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...後棒を担いだ若い者は...   後棒を担いだ若い者はの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...少し重いやうに思ひましたが」後棒の老巧なのが小首を傾(かたむ)けるのです...   少し重いやうに思ひましたが」後棒の老巧なのが小首を傾けるのですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...後棒(あとぼう)の方だ...   後棒の方だの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...後棒へまた二人取りついて...   後棒へまた二人取りついての読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...後棒につかまっているのが...   後棒につかまっているのがの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...八雪之丞が、通りの向うの闇を見つめたまま、前に据えられた辻駕籠に、乗ろうとしないので、駕籠舁(かごかき)が、「さあ、どうぞお召しなすって――」雪之丞は相変らず、瞳を前方に注いだまま、心がここにない風で、「たしか、闇太郎、御用と言ったように聞えましたが――」「へえ、何だか、そう申したようでございましたね」と、後棒が答えて、蔑(さげす)むような口調になって、「なあに、あなた、この辺の見廻り役人や、目明し衆が、十人十五人で追っかけたって、闇太郎とも云われる人を、どうして、捕(と)っつかめえることが出来ますものか――」その調子に、何となく役人に追われる者の方に、却(かえ)って同情が濺(そそ)がれているのを感じながら、心を残して雪之丞は、しとやかに駕籠に身を入れる...   八雪之丞が、通りの向うの闇を見つめたまま、前に据えられた辻駕籠に、乗ろうとしないので、駕籠舁が、「さあ、どうぞお召しなすって――」雪之丞は相変らず、瞳を前方に注いだまま、心がここにない風で、「たしか、闇太郎、御用と言ったように聞えましたが――」「へえ、何だか、そう申したようでございましたね」と、後棒が答えて、蔑むような口調になって、「なあに、あなた、この辺の見廻り役人や、目明し衆が、十人十五人で追っかけたって、闇太郎とも云われる人を、どうして、捕っつかめえることが出来ますものか――」その調子に、何となく役人に追われる者の方に、却って同情が濺がれているのを感じながら、心を残して雪之丞は、しとやかに駕籠に身を入れるの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...「後棒、それじゃ太夫さんのお言葉にしたがったほうが――」「その方が気持がいいとおっしゃるなら――」一人が揃えた雪駄(せった)に、内端(うちわ)な白足袋(しろたび)の足がかかる...   「後棒、それじゃ太夫さんのお言葉にしたがったほうが――」「その方が気持がいいとおっしゃるなら――」一人が揃えた雪駄に、内端な白足袋の足がかかるの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...「して、お客ッてえのは?」「さあ、ねえさん、出なせえったら――」と、後棒――さては、悪い雲助に、かどわかされた――と今更、思い知った浪路、逃れるにも逃れるすべもなく、かごの中に、小さく身をそぼめ、しっかと、細い手で、枠につかまっている、その白い手を、つかもうとして、「さあ、こんな寒いところにいねえで、うちの中へおはいんなせえよ――な、わるいようにはしねえんだ――ねえさん――出なせえよ」「後棒、何を、やにッこいことをいっているんだ!」と、先棒が、これに手荒く、ズカズカと寄って来て、「これ、娘、出ろッたら出るんだ!夜(よる)よ中、町中を、気ちげえ見てえななりで、ほっつきあるいているから、折角、ここまで連れて来てやったんじゃあねえか? あッたけえ、火の側に寄せてやろうというんじゃあねえか? 出ろ! 山ノ宿も、糞もあるものか?」後棒が、猫撫で声で、「さあ、兄貴が、あんなにおこるじゃあねえか――騒いで見たってここは、こんな田ん圃中、どうなるもんだ...   「して、お客ッてえのは?」「さあ、ねえさん、出なせえったら――」と、後棒――さては、悪い雲助に、かどわかされた――と今更、思い知った浪路、逃れるにも逃れるすべもなく、かごの中に、小さく身をそぼめ、しっかと、細い手で、枠につかまっている、その白い手を、つかもうとして、「さあ、こんな寒いところにいねえで、うちの中へおはいんなせえよ――な、わるいようにはしねえんだ――ねえさん――出なせえよ」「後棒、何を、やにッこいことをいっているんだ!」と、先棒が、これに手荒く、ズカズカと寄って来て、「これ、娘、出ろッたら出るんだ!夜よ中、町中を、気ちげえ見てえななりで、ほっつきあるいているから、折角、ここまで連れて来てやったんじゃあねえか? あッたけえ、火の側に寄せてやろうというんじゃあねえか? 出ろ! 山ノ宿も、糞もあるものか?」後棒が、猫撫で声で、「さあ、兄貴が、あんなにおこるじゃあねえか――騒いで見たってここは、こんな田ん圃中、どうなるもんだの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...「旦那」走りながら後棒(あとぼう)がいった...   「旦那」走りながら後棒がいったの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...そしては後棒(あとぼう)の雲助(くもすけ)に...   そしては後棒の雲助にの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...と口ぎたなく罵られるので、介三郎が見かねて訊ねてみると、後棒が、――こいつはまだ、箱根で稼ぐなんざ、無理なんでさ...   と口ぎたなく罵られるので、介三郎が見かねて訊ねてみると、後棒が、――こいつはまだ、箱根で稼ぐなんざ、無理なんでさの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...後棒者も駕もすてて...   後棒者も駕もすてての読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...竹の四ツ手がついている笊(ざる)の中へ人間が乗って、後棒と先棒が、「エ、ホ」「ヤ、ホッ」まるで荷物みたいに担(かつ)いで来るのだ...   竹の四ツ手がついている笊の中へ人間が乗って、後棒と先棒が、「エ、ホ」「ヤ、ホッ」まるで荷物みたいに担いで来るのだの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「後棒」の読みかた

「後棒」の書き方・書き順

いろんなフォントで「後棒」


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豪語   伝統的権威   遺書  

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