...その前に後架(こうか)から出て来ると...
芥川龍之介 「子供の病気」
...後架の電燈はどうしてもつかない...
芥川龍之介 「霜夜」
...僕は縁側伝ひに後架(こうか)の前に行(ゆ)き...
芥川龍之介 「微笑」
...さて目ざめてから用を達しに後架へ行って手水鉢の水を一すくいし...
上村松園 「健康と仕事」
...わざわざ後架(こうか)へ持って行って棄(す)てて来た...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...読んで後架へ棄てて来た...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...近所で後架先生(こうかせんせい)と渾名(あだな)をつけられているにも関せず一向(いっこう)平気なもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何のために鈴木藤十郎(すずきとうじゅうろう)君の名刺を後架まで持って行ったのかなおさら説明に苦しむ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...後架から覗いて見たり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...総後架の前の四軒長屋でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お長屋の總後架(そうこうか)から赤金(あかゞね)の庇(ひさし)を睨んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼がこの時後架にでも立たうものなら...
牧野信一 「鏡地獄」
...後架から戻つて来ると彼は...
牧野信一 「鏡地獄」
...後架(こうか)へでも走るらしく...
牧野信一 「鬼涙村」
...恰も後架へ走りたいのを我慢してゐる鬼のやうな顔だつたぞ...
牧野信一 「文学とは何ぞや」
...廊下を帰りかけながらまた後架に取って返したり...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...さらに廊下に出て後架に行った...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...後架の前の壁に、精密なフランスの地図が、鋲でとめてあった...
山川方夫 「演技の果て」
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