...離縁することになるとは思わなかったが、今やもう後戻りできない...
...製品設計の段階で問題があった場合、後戻りが困難になることがある...
...戦場に立つと、烽煙が目に入り、もう後戻りはできなかった...
...「これァいよいよもって後戻りだわ」と虎松は呟いた...
海野十三 「くろがね天狗」
...その後戻りについて...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...話がずっと後戻(あともど)りしますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...」橇は後戻りした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...そこから約十二マイルかそれ以上も後戻りして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...あなたはいつまでも後戻りばかりしている...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...今になってはもう後戻りの出来ない位...
豊島与志雄 「囚われ」
...それと一緒になって十津川へ後戻り...
中里介山 「大菩薩峠」
...如才なく後戻りをしてみせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...3+2=5に後戻りしたので...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...これだけ説明しておいて現代日本の開化に後戻をしたらたいてい大丈夫でしょう...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...「しかし今晩のうちにも後戻(あともど)りされることがありえますね」彼はまたベッドに横になり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...その裏木戸のあたりを、もう十分も前から通り過ぎたり、後戻りをしたり、そっと中の様子にきき耳をたてたり、いきなり、びっくりしたようにあたりを見回したりしている一人の男がありました...
平林初之輔 「祭の夜」
...何度も切り換えのために後戻りしはじめた...
堀辰雄 「菜穂子」
...後戻りしてはまたゆきつき...
正岡容 「小説 圓朝」
...もう安心して芸が後戻りしやがる...
正岡容 「寄席」
...彼は腰掛の前までいって後戻りをすると...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...外へ」手探りで後戻りをしはじめたが天堂一角...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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