...離縁することになるとは思わなかったが、今やもう後戻りできない...
...製品設計の段階で問題があった場合、後戻りが困難になることがある...
...戦場に立つと、烽煙が目に入り、もう後戻りはできなかった...
...すぐ後戻(あともど)りするような修行(しゅぎょう)なら...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...今度は悠然と後戻りして来た...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...話がずっと後戻(あともど)りしますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それで全く自然の状態から日本の經濟機構は後戻りをしなければならぬことになつて...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...秀夫は後戻りをして牡蠣船の前から又新京橋の方へと行つてはじめの場所に立つて見た...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...そっと後戻りをして出口の柱の陰に立っていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...市が拡張されて東京は再び三百年前の姿に後戻りをした...
寺田寅彦 「札幌まで」
...然し照の氣儘の爲に後戻りするのでないから...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...もう今じゃ後戻りができず……お笑い草だねえ」「いいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...3+2=5に後戻りしたので...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...後戻(あともどり)をして元の路(みち)へ出て...
夏目漱石 「坑夫」
...先生が突然そこへ後戻(あともど)りをした時...
夏目漱石 「こころ」
...後戻りできないなと言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...彼は腰掛の前までいって後戻りをすると...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...昨日(きのふ)にまで後戻(あともど)りするには及(およ)ばなくつてよ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...方角をちがえて後戻りしてくるやら...
吉川英治 「三国志」
...外へ」手探りで後戻りをしはじめたが天堂一角...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして少し後戻つて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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