...離縁することになるとは思わなかったが、今やもう後戻りできない...
...製品設計の段階で問題があった場合、後戻りが困難になることがある...
...戦場に立つと、烽煙が目に入り、もう後戻りはできなかった...
...また入口の方へ後戻りしてしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...その後戻りについて...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...秀夫は後戻(あともど)りをして牡蠣船の前からまた新京橋のほうへ往って最初の場所に立って見た...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...」橇は後戻りした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...然し照の氣儘の爲に後戻りするのでないから...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...後戻りして別の方面へ出て見やうと...
永井荷風 「男ごゝろ」
...少し後戻りをして林町の方へ出ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...後戻りをする難症だから...
夏目漱石 「それから」
...話がまた後戻りをする恐れがあるかも知れないが...
夏目漱石 「道楽と職業」
...もう一遍後戻(あともど)りをする覚悟で...
夏目漱石 「明暗」
...せめて歌姫の方へ出る舊道でも見つけようとして後戻りをしてみたりしてゐたが...
堀辰雄 「黒髮山」
...何度も切り換えのために後戻りしはじめた...
堀辰雄 「菜穂子」
...大佐はえりを立て、帽子を目深にかぶり、後戻りした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...慌てゝ彼は後戻りをした...
牧野信一 「白明」
...昨日(きのふ)にまで後戻(あともど)りするには及(およ)ばなくつてよ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...私の体は七日の夜(ハガキを書いた晩)から二三日又一寸後戻りをして熱は出ませんが食事がちゃんとゆかず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後戻りをしたりしましたがそのあげく...
夢野久作 「霊感!」
...死体を抱いてズルズルと後戻りに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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