...後学のために、おたずねする...
太宰治 「眉山」
...後学のために聞かして欲しい」とか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...後学のために聞こう...
直木三十五 「南国太平記」
...身を謙下(へりくだ)っても後学のために見ておきたいと思っていたところでありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この道の後学のためにひとつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...後学のためにひとつ見て置いてやろうかな...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから、もう一つは、大阪の城内から将来した最も由緒ある豊臣太閤秀吉の坐像がおありだそうだ」「いや、それはどうも……」「それと、もう一つ、淀君から、秀頼をよろしく頼むとさる人に宛てて細々(こまごま)と書いた自筆の消息状、並びに、豊臣秀頼八歳の時の直筆(じきひつ)がお有りだそうだ、後学のために、ぜひ、それらは拝見いたしておきたいと、わざわざ道をまげておたずね致したものでござる、何卒、折入ってひとつ、拝見の儀、お願い申したき次第でござります」と道庵が、至極テイネイに頭を下げたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...後学のために見て置きなせえ」「有難い仕合せ」ますますよくないたくらみです...
中里介山 「大菩薩峠」
...後学のために会って置いていい坊主だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...後学のために話しておこう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後学のために言っておくが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後学のために千里の虎の姿だけでも拝ませてやらア」と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後学のために、お師匠の許を去るこの私に、一色家に伝わる秘曲を、吹いて聴かして下さればそれで堪能するのでございます」「…………」藤左衛門は口を緘(つぐ)んで友衛の後の言葉を待ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石の唐櫃に首を挟まれちゃ一とたまりもないね」「そいつは後学のために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後学のために見ておれ」と言うわけです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「後学のために聞きましょう」と米良は云った...
山本周五郎 「末っ子」
...「後学のために聞かしてもらおう...
山本周五郎 「風流太平記」
...後学のために名を聞かせてやる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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