...不図後前(あとさき)を見廻して...
石川啄木 「病院の窓」
...後前(あとさき)見ずの乱暴で...
石川啄木 「漂泊」
...正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど露骨に云へや後前(あとさき)見ずの亂暴だあね...
石川啄木 「漂泊」
...靴を後前(あとさき)を逆にしてはこうかとも思ったが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...――私が井上様から秘巻を奪った後前(あとさき)の手伝い...
野村胡堂 「江戸の火術」
...一〇間もなく田代屋を抜け出した一人の女――小風呂敷を胸に抱いて後前(あとさき)を見廻しながら水道端の宵闇(よいやみ)を関口(せきぐち)の方へ急ぎます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後前(あとさき)の事を詳しく聽かして下さい」平次は一座を見渡しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「敵討騒ぎの後前(あとさき)から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三百八十両が懐中から消えた後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それも聽いて置くに越したことは無い」「へエ――」「後前(あとさき)の樣子を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それも聴いておくに越したことはない」「ヘエ――」「後前(あとさき)の様子を見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隱し言葉の後前々々と千鳥がけに讀んで見るが宜い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「子供さん達が見えなくなつた後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後前(あとさき)のことを聽かしてくれ」平次の問ひに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ようく後前(あとさき)ヨ考えてぬかせ...
羽志主水 「監獄部屋」
...あの事件の後前(あとさき)にはすりかえができるような...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それでよせば好いに数年の後前言を忘れまた往き猟すると白帯の人また来て君はわが言を用いずここへ死にに来た...
南方熊楠 「十二支考」
...角笛を胸に吊した紅矢を後前(あとさき)に従えた藍丸王は白い馬に乗って...
夢野久作 「白髪小僧」
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