...始めの間は、何だかどっと一度にたてこんできたように思われ、そのなかであわてたものでございましたが、その時、私は何でも始めの用意をきちんと整えておかんことには、後前が狂って、せないでもいいあわてかたをやるのだと気づいたのでした...
上村松園 「昔尊く」
...二日、乙巳、晴、筑後前司頼時、去夜京都より下向す、定家朝臣消息並びに和歌の文書等を進ず...
太宰治 「右大臣実朝」
...車掌は列車の後前(あとさき)へ濃霧信号を出してくれる...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...靴を後前(あとさき)を逆にしてはこうかとも思ったが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...――私が井上様から秘巻を奪った後前(あとさき)の手伝い...
野村胡堂 「江戸の火術」
...十間もなく田代屋を拔け出した一人の女――小風呂敷を胸に抱いて後前を見廻し乍ら水道端の宵暗(よひやみ)を關口の方へ急ぎます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「敵討騒ぎの後前(あとさき)から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三百八十両が懐中から消えた後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三百八十兩が懷中から消えた後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それじゃ後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「子供さん達が見えなくなつた後前(あとさき)のことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無くなつた後前(あとさき)の事など...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後前(あとさき)のことを聽かしてくれ」平次の問ひに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ようく後前(あとさき)ヨ考えてぬかせ...
羽志主水 「監獄部屋」
...それでよせば好いに数年の後前言を忘れまた往き猟すると白帯の人また来て君はわが言を用いずここへ死にに来た...
南方熊楠 「十二支考」
...角笛を胸に吊した紅矢を後前(あとさき)に従えた藍丸王は白い馬に乗って...
夢野久作 「白髪小僧」
...後前(あとさき)の考えもなく年景について参りました...
吉川英治 「親鸞」
...馬の後前(あとさき)について駈けた脛(すね)の面影がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
