...出(い)で行く姑の後ろ影...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そうでないと心細いのですから」「うむ」出て行く竜之助の後ろ影を見送りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を取り合わぬばかりに欣々(いそいそ)として立ち行く二人の後ろ影を...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はその後ろ影を見ていた金蔵が何か思い出したように...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで隠ヶ岡から下へ突き落すのでございます」「は――て」七兵衛は過ぎて行く米友の後ろ影を伸び上って見ていましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の出て行く後ろ影を見送っていましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽(たちま)ちに後ろ影さえ見えなくなってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒烟(こくえん)を吐いて本牧(ほんもく)の沖に消えて行く巨船の後ろ影を見送っているうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛はその後ろ影を見送って...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖いとも思わず女一人で……」後ろ影を見送って心配する者もありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の後ろ影を見送りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...その人と犬との後ろ影を...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組の一行が粛々として三条大橋を西に向って渡り去った、その後ろ影を、はるかにながめやるばかりでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...改めてそれの馳(は)せ行く怪獣の後ろ影を呆然(ぼうぜん)と見送ったばっかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...一行の後ろ影を見送っていましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ああ云う連中が行くのかい」と高柳君が顋(あご)で馬車の後ろ影を指(さ)す...
夏目漱石 「野分」
...並木の松に隠れてはまた現われる後ろ影を小さくなるまで見送った...
森鴎外 「山椒大夫」
...そしてその後ろ影を伏し拝んでいたが...
吉川英治 「剣難女難」
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