...ちょうど光が地球軌道の直径を通過するに要する時間だけ後れるわけである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...道子が早瀬の病室を出る時間の後れるほど...
泉鏡花 「婦系図」
...一匹も後れるものもない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...逃げ後れるものがないように...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...註文の時間に後れるとか間に合わせの品が出来るとかして...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...後れるとか先だつとかいふことは問題にするには足りないと思ひますね』×その同じ人の言葉に...
田山録弥 「黒猫」
...それよりは時代が少し後れるが...
田山録弥 「明治文学の概観」
...「仕事が後れるじゃねえか...
豊島与志雄 「土地」
...この頃のように手紙の送達が後れるようでは...
豊島与志雄 「土地に還る」
...もう起きなければ学校に後れるよと云って...
豊島与志雄 「反抗」
...一列車後れると成田で空しく數時間待たねば成らぬ...
長塚節 「記憶のまゝ」
...」あまり後れると袖太がその鞍へ私を乗せたがるので...
牧野信一 「剥製」
...それがために朝飯がいつも後れる...
正岡子規 「病牀六尺」
...何處でも雪の消えるのが後れるものだ...
三島霜川 「解剖室」
...大助が少しずつ後れるのを気づかぬとみえ...
山本周五郎 「新潮記」
...それに後れるようなら帰りは延びる...
山本周五郎 「新潮記」
...田舍の正月は今でも舊だから都會の正月より一月以上後れる...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...ともすると後れる梶井君を待つて...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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