例文・使い方一覧でみる「後の方」の意味
スポンサーリンク...然し彼の後の方の特質は... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...この後の方の経験は全く自然なもので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...』と、後の方からも...
石川啄木 「鳥影」
...彼は後の方で、深い二つの吐息（といき）のするのを聞いた...
海野十三 「人造人間事件」
...だんだん後の方の會場となるとむつかしくなる...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...今後の方針について注意する言葉も耳に入れず倉皇と逃げ去るように帰郷したままで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...話の後の方に回した方がいい話を前に話したり...
高見順 「如何なる星の下に」
...もしまた後の方がとられるとするにしても...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...自分達が隠れ忍んでいるこの家の後の方から来る音である...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...この後の方針――九つの鍵を発見して...
野村胡堂 「九つの鍵」
...合せ鏡に気に入らない個所でも後の方に見出すと...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...後の方に小さくなっていた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...それでいつも後の方にかぢかんでばかりゐた...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...許されるならば後の方を選ぶであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...九州ことに肥前・肥後の方面では...
柳田國男 「地名の研究」
...やにわに魚切庖丁（うおきりぼうちょう）を持ちて後の方より差し通したれば...
柳田国男 「遠野物語」
...もし後の方ならば...
柳田国男 「年中行事覚書」
...つぎつぎに現れ出て来ては船の後の方へ消えて行ってしまうのであった...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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