...私なりに永く考えた後にすることだ...
有島武郎 「私の父と母」
...橋を渡り終つて橋畔の電燈を後にすると...
高濱虚子 「俳諧師」
...先ずその大体を明らかにして枝葉を後にするのが肝要である...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...きょうを最後にすると云う条件だ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...それは後にするとして...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...それは後にするとして...
戸坂潤 「読書法」
...弁証を後にするから...
中里介山 「大菩薩峠」
...葦の茂りを後にするとそれから續いた長い磯が見え出して遙かに猫の耳のやうな二つの山が兀然として聳えて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...パナマ丸の後にする...
火野葦平 「花と龍」
...市を後にすると同時に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...易きを先にし難きを後にするにあり...
福沢諭吉 「学校の説」
...いろはを後にするものあり...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...その技芸の教授を先にして道徳の教を後にするを憂(うれう)る者なきに非ず...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...汝が記實を後にすると...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...」矢代はこう云って妹の方の見舞いを後にするのを母に納得させた...
横光利一 「旅愁」
...折ふし朝食のしたくが調ったので、近習(きんじゅう)たちが運びかけて来ると、「後にする...
吉川英治 「黒田如水」
...蕭関(しょうかん)の砦(とりで)を後にすると...
吉川英治 「三国志」
...従って大村行はその後にするほかはなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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