...後々までも語り草になりますやうな事が...
芥川龍之介 「地獄変」
...後々までそうで、晩年は父の作品も相当高くなったが、それは商人の間だけのことで、父は昔の勘定しか知らなかった...
高村光太郎 「回想録」
...それが後々まで最も強く記憶に残っていたからでもあろうが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...過ぎ去った女のことに後々までこだわっているつもりはなかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そのことを後々まで覚えているとすれば...
豊島与志雄 「囚われ人」
...後々までの頼りにはならない...
豊島与志雄 「山吹の花」
...この事件は後々までも平次の心持を暗くした様子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後々まで、その時自分があんなに泣いた事が、自然と言えば非常に自然なことのような気がしながら、どうも不思議でしかたがなかった...
三好十郎 「「廃墟」について」
...此寺が後々までも宗家以下の菩提所となるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後々まで私的な文章にはその影響をのこしているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後々までも住んでおりましたが...
柳田國男 「日本の伝説」
...後々まで語り草になったらしいが...
吉川英治 「上杉謙信」
...方々の橋袂にも、この二、三日、人相書が出ているはずだが」「あ、そういえば、いろんな噂がありますね」「とにかく、後々まで、御相談になりますから、ここのところは、諸事よろしく皆さんにお願い申します...
吉川英治 「治郎吉格子」
...為に――長久手の醜態(しゅうたい)は、かれとしても、後々まで、身に沁みぬいたこととみえ、ずっと、後年の話にはなるが、こんな挿話(そうわ)まで残っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのうらみを、後々まで、地方の子等は、無心に、謡っていたものとみえる...
吉川英治 「平の将門」
...母は後々まで述懐していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...父はよく後々まで述懐していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...母はこの兄を後々まで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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