...ノラ 後々までも? 私がゐなくなつてからも――?クログスタット 貴女の名譽は私の手に握つてる事を忘れましたね(ノラ無言で立ち上り...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...後々に生き殘るべき詩なるか...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...まあ私に後々心残りのないようにして呉れた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...商人(あきんど)は後々(のち/\)になつて...
薄田泣菫 「茶話」
...而も(之は後々大事な点であるが)主観と客観との同時的成立を仮定した上での対立を想定することである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...後々まで私の頭から去らなかった...
豊島与志雄 「黒点」
...後々までしつこく覚えてるやつにはかないません...
豊島与志雄 「庶民生活」
...人の口に後々まで好い評判となって残されようと思うのが虚栄になるんだ...
永井隆 「この子を残して」
...藤崎作左衛門殿を御使として遣(つかわ)され後々の事心配致(いた)すまじき旨(むね)仰(おお)せられ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...ただし後々の変化と移動自由とから...
柳田國男 「地名の研究」
...後々(のちのち)は異説を生じ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...後々(のちのち)杓子を献ずることになったのかも知れないのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...女の力の及ばぬ世界のことだけに」「でも、私は、一切の前非と、後々の事までを、妻にだけは、隠すことなく話してあるのです...
吉川英治 「大岡越前」
...一緒になった後々の為に...
吉川英治 「御鷹」
...祖先の恩、君公の恩は、忘れんとしても忘れようもないが、一頃(ひところ)、露命をつないだ馬の沓の恩は忘れそうじゃと、後々、誡(いまし)め合うて、細川家へお抱えとなった今月の今日を、毎年の寄合い日と決め、こうして藁(わら)の莚(むしろ)に、昔をしのび、三つの恩を胸に新たにしながら、貧しい酒もりを、大きく歓びおうている次第でござる」孫兵衛丞は、そういい足してから、武蔵へ杯を向けて、「いや、われらのことのみいうて許されい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...母は後々まで述懐していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...父はよく後々まで述懐していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ところで、後々まで、このときのぼくの失敗を、生前の母ともよく思い出しては笑い話にした事だったが、ぼくは弟の知らせで、一家が餓死寸前の急場のように感じたので、家へ行く途中で、蕎麦屋(そばや)で蕎麦のカケを幾杯か註文していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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