...又後々に專門の畫家になつてもそれはその人の自由である...
會津八一 「音樂に就いて」
...後々得るだろう経験を統制するものであらざるを得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...旅は失策の少々あらんこそ後々までも興ある者なれ...
内藤湖南 「寧樂」
...後々の始末をしなければなるまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後々(のちのち)に...
久生十蘭 「奥の海」
...彼方(かなた)ではずっと後々(のちのち)まで...
柳田国男 「海上の道」
...なお後々からの追加補修を送られんことを希望する...
柳田国男 「海上の道」
...後々の人は、それを一つの偶像のようにとりあつかって、人形のようにしてしまったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...後々任意の霊場を設定するやうになつてからは...
柳田國男 「信濃桜の話」
...事によるとその変遷(へんせん)は後々のものでなく...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...女の力の及ばぬ世界のことだけに」「でも、私は、一切の前非と、後々の事までを、妻にだけは、隠すことなく話してあるのです...
吉川英治 「大岡越前」
...それも後々の備えに心得ておく必要があるからな」と...
吉川英治 「三国志」
...ですから、いま小功を挙げて、これを味方にするも、後々、かならず叛くに違いありません...
吉川英治 「三国志」
...内治万端の後々をたのまれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...後々には、きっと貢物(みつぎもの)をいたします...
吉川英治 「新・水滸伝」
...身を退(ひ)いた後々(あとあと)の失くなり物まで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そのうらみを、後々まで、地方の子等は、無心に、謡っていたものとみえる...
吉川英治 「平の将門」
...後々(のちのち)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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