...今日のハイキングルートは山の「径路」を通る...
...この工場には複数の「径路」があり、製品が作られる過程を示している...
...「径路」を変更することで、通勤時間を短縮することができる...
...電気信号は機械の「径路」をたどって回路を完成する...
...徒歩で「径路」を歩くと、自然との触れ合いを感じることができる...
...だが森島和作の方は少し異(ちが)つた径路をとつて...
犬養健 「朧夜」
...美妙の生立ちには一貫した一条の悲劇的径路があったように聞いている...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...僕の分析の径路を聞いて呉れないだろうか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...民族の異同や移住の径路などを考える学問的研究の方法を無視するものである...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...――生活の進展に人類一般の普遍的な径路があることを必ずしも...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...これに達した径路は問う所ではないのである...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...しかしそう考えるばかりで何時(いつ)までも同じ谷間の径路を往復しながら対岸の自然を眺めているのでは到底駄目であろう...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...その助手と云ったような順序にこの夢の発展の径路が進行したのではないかと想像される...
寺田寅彦 「夢判断」
...自然の径路とはいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ず積極から出立してしだいに消極に近づく径路(けいろ)を取るのが普通である...
夏目漱石 「坑夫」
...梧桐はすべてこれらの径路(けいろ)を通り越して...
夏目漱石 「野分」
...研究をはじめた径路の上には違いがありますが...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これと同時に日本の文明が従来の径路と違った方向をとりかけたという点において...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...自己の信仰の径路を思い廻らすとき...
三木清 「親鸞」
...この電話の「入手径路は捜査されていない」(八月二日アカハタ)...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...如何なる径路を履(ふ)んで吾輩の手にズルズルベッタリに辷(すべ)り込んで来たか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...(伝説はあるが)――また帝の脱出径路も異説ふんぷんでみな古記と口碑の綯(な)い交(ま)ぜ論にすぎないのである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...義経の進んだ径路どおり鵯越えに出るものと予定していた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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