...彼一人の爽かな径(みち)を行つてゐる...
生田長江 「我が一九二二年」
...彼等は狭い小径へ曲り込んだ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...だが森島和作の方は少し異(ちが)つた径路をとつて...
犬養健 「朧夜」
...そこは見覚えのある村の径(こみち)であった...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...こういう異国の珍しく美しい物語が次第に入り込んで雑居して行った径路は文化史的の興味があるであろう...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...その二者の性情行径を同じゅうしたるものとせよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...金を獲るには僕の身としては書くのが一番の捷径(しょうけい)であろう...
永井荷風 「申訳」
...夏の青き宵は麦穂臑((すね))刺す小径の上に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...直径が百分の二ミリくらいのきわめて小さいものである...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...横浜で観測された記録では前にも述べたように直径十五糎(センチ)にも及んだものがある...
中谷宇吉郎 「雪」
...其大サ皆同ジ、長サ三寸許、口径五分弱...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...彼は大口径拳銃弾にはじき返され...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...山から降りしなに径に迷つてしまつて...
林芙美子 「蛙」
...小径づくりの茶庭を控えた数寄屋が建っていた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...――雑草が生(お)いかぶさるようになっている小径(こみち)の両側には...
堀辰雄 「恢復期」
...俺は山径ばかりを一気に駆け抜けたので半分の道程で町に着き...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...小径をトボ/\とたどつて来る彼の姿が...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...細い径をすれ違おうとするので...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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