...玉川ゴルフ場から十分ぐらいの半径(はんけい)の中なら...
海野十三 「恐怖の口笛」
...大なるは径(わた)り一尺二三寸ばかり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...径は小さな谷川の流れへ出た...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...またその開展の径路においても支那の歴史の動きとは何らの縁のないものである...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...それによって日本精神の由来なり発展の径路なりを知るに必要であることはいうまでもないが...
津田左右吉 「日本精神について」
...素晴らしく大きな口径の砲に見えたことだろう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...直径二丈一尺の大独楽が廻りはじめたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...小径をそぞろ歩きすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時の粒子の平均直径一万分の一ミリと非常に近い値である...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...その拡大写真上で水滴の直径を一々測って見た...
中谷宇吉郎 「雪」
...この金盥は直径二尺以上もあって自分の力で持上げるのも困難なくらい...
夏目漱石 「行人」
...必ず積極から出立してしだいに消極に近づく径路(けいろ)を取るのが普通である...
夏目漱石 「坑夫」
...くだんの小径らしい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あの径なら大丈夫母さんにだつて歩けますから...
牧野信一 「風流旅行」
...茅萱(かや)が小径(こみち)の方へ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの山からぐるりとまわって(左へ)あたり前の山中らしくぜんまいなど生えた径をぬけるとお墓がありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...隠れたる小径彼らをかくし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一番大きな部分で直径が約三十センチメートルだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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