...買物客が右徃左徃してゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...徃復七里、帰途の暑さはこたえた、しかし、のんべんだらりと坐つてゐるよりも歩いた方がたしかに身心をやしなふ...
種田山頭火 「其中日記」
...午後、樹明徃訪、そして来訪、あつさり飲んでめでたく別れる、――人生はうすみどりこそよけれ、だ...
種田山頭火 「其中日記」
...そこには我慾が右徃左徃してゐるばかりだ...
種田山頭火 「其中日記」
...貰ひ水徃復の一得ともいへよう...
種田山頭火 「其中日記」
...慣れない船上徃来には閉口した...
種田山頭火 「其中日記」
...めでたい死を遂げたいのである(私は心臓麻痺か脳溢血で無造作に徃生すると信じてゐる)...
種田山頭火 「其中日記」
...こゝまで半里、遊覧徃復客...
種田山頭火 「旅日記」
...晩間有楽座清元会に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...林檎麺麭其他食料品を購はむとて、夕刻銀座に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...余は別れて風月堂に徃き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...徃來(わうらい)を行(ゆ)く人(ひと)の下駄(げた)の響(ひゞき)が...
夏目漱石 「門」
...忙(いそ)がしい徃來(わうらい)の人(ひと)は何人(なんにん)でも通(とほ)るが...
夏目漱石 「門」
...殘暑(ざんしよ)がまだ強(つよ)いので宗助(そうすけ)は學校(がくかう)の徃復(わうふく)に...
夏目漱石 「門」
...暑(あつ)い時(とき)には徃來(わうらい)へ泥溝(どぶ)の水(みづ)を撒(ま)くとかね...
夏目漱石 「門」
...余曩キニ印度羅馬ノ諸地ニ遊ビ古廟老塚ヲ目撃スル二徃々是レニ類スルモノ有リキ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...そこで早速に同書を閲覧してみたらその巻之四に「千手原(せんじゅがはら)是は千手崎(せんじゅがさき)より続き赤沼原(あかぬまがはら)の南西によれり広さ凡一里半余も有ける由茲は徃反する処にあらねば知れるものすくなし千手(せんじゅ)がぴんと称する草花の名産を生ず」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そこまでぶら/\と徃つて來ることを望むのであつて...
森鴎外 「半日」
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