...三日(ひ)は徃(ゆ)き消(き)えつ...
薄田淳介 「白羊宮」
...午前樹明徃訪、午後は樹明来訪、ちりで一杯やる、松茸は初物なり、そしていつ食べてもうまい...
種田山頭火 「其中日記」
...徃事茫々都て夢のごとし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...蝋梅の花を裁り、雑司谷に徃き、先考の墓前に供ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...日本橋やまとにて昼飯を食し夕刻三田文学会に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...午後三十間堀の春日に徃き延園を招ぎ清元落人をさらふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...正午病を冒して三菱銀行に徃き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...市村座筆屋幸兵衛の出語に徃くところなりといふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夜新冨座に徃き岡本綺堂君作雨夜の曲を観る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...いつとはなく徃時のなつかしく思返さるゝ折から...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風月堂にて昼餉をなし、麻布に徃く...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夕刻人力車を倩つて徃く...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夜清元会に徃く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...有楽座に徃きてオペラを聴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...唖々子を誘ひ三人自働車にて北廓に徃き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...この夜明星晩※会ありしが徃かず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...店先に腰をかけて徃来(ゆきき)を眺(なが)めし湯がへりの美登利...
樋口一葉 「たけくらべ」
...そこで早速に同書を閲覧してみたらその巻之四に「千手原(せんじゅがはら)是は千手崎(せんじゅがさき)より続き赤沼原(あかぬまがはら)の南西によれり広さ凡一里半余も有ける由茲は徃反する処にあらねば知れるものすくなし千手(せんじゅ)がぴんと称する草花の名産を生ず」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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