...荻生徂徠荻生徂徠は煎(い)り豆を噛んで古人を罵るのを快としてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...荻生徂徠荻生徂徠(おぎゅうそらい)は煎(い)り豆(まめ)を噛(か)んで古人を罵るのを快としている...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...或知られざるものゝ雲のやうに徂徠し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...儒学(じゅがく)最盛期(さいせいき)の荻生徂徠(おぎゅうそらい)が濫(みだ)りに外来の思想を生嚼(なまかじ)りして...
有島武郎 「星座」
...晴着を飾つた徂来(ゆきき)の人の顔が何れも/\酔つてる様に見える...
石川啄木 「鳥影」
...在伊予宇和島の増永徂春(そしゅん)君から左の手紙の写しを送って来てくれた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その雲の国に徂徠(そらい)する天人の生活を夢想しながら...
寺田寅彦 「春六題」
...余はゴルドンを描(えが)く其原稿紙上に乃木将軍の面影(おもかげ)がちらり/\と徂(い)ったり徠(き)たりするを禁じ得なかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...丁度此の頃は徂徠學が盛になつて來たから...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...仁斎や徂徠春台の経書の解釈に属する書を読んだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この三つの事相(じそう)に相応したような情調が当時絶えずわが微(かす)かなる頭の中を徂徠(そらい)した事はいまだに覚えている...
夏目漱石 「思い出す事など」
...荻生徂徠(おぎふそらい)が...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...それまでは人波や交通機関の徂徠に遮られていたのが...
久生十蘭 「魔都」
...徂徠が修辞上の古学と経学とを結びつけんとしたるは僻せり...
正岡子規 「病牀瑣事」
...此故に彼は物徂徠の如く想考的の政論を為す能はず...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...この雲の徂徠、雲の巻舒(けんじょ)、到底下界では見られない現象である...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...徂徠する雲といひ...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
...放勲(ほうくん)乃(すなわ)ち徂落(そらく)せり...
和辻哲郎 「孔子」
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