...雪上がりの往来で転んだ時にも...
芥川龍之介 「追憶」
...あるいは往来でくばるビラみたいな物を沢山集め...
石川欣一 「可愛い山」
...彼は往来でお金を拾う予定で...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...さっきあなたの坊ちゃんが往来で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...往来でいっしょに遊ぶ悪戯(いたずら)仲間の一人が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もし往来で倒れていたら...
豊島与志雄 「常識」
...彼女はそういう者らに往来でも出会い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...をかしなことに彼は往来で女に行きあへば二足三足あとへさがつてさも穢はしさうにぺつぺつと唾をはく...
中勘助 「銀の匙」
...往来で呼込みをやるのが稼業ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真昼間の往来で裸にされるような...
野村胡堂 「礫心中」
...往来で泣いては人立ちがする...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...往来で見つかる代物じゃありませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...然し崖下の往来で私を呼んでゐるらしい騒ぎは相変らず続いてゐる...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...島田の河村さんの御夫婦には一寸往来でアイサツしたきりでよく存じませんが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...往来で遊んでいた太郎が「おかえんなさい」とよって来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「……ね……そうして不良少年(チンピラ)らしい顔立ちのいい少年(こども)を往来で見付けると...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...ある日二人は往来で出会うとお互いに自慢をはじめましたが...
夢野久作 「二人の男と荷車曳き」
...その女ばかりでなく往来でゆき会う女性にもよく覚えるのだった...
吉川英治 「親鸞」
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