...総理大臣が外国の役儀に臨む際には、細心の注意が必要です...
...役儀を知っているかどうかで、その場の空気を察することもできます...
...彼女は役儀を心得た上品な女性です...
...友人のウェディングパーティーでの役儀に迷っている...
...彼が外国で不適切な役儀をしたため、出国を拒否された...
...二といわれる政治家の夫人となってもやはりその妻としての役儀を立派に仕終(しおお)せるというは...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そんなことで主膳は家事不取締と云うことで役儀を免ぜられて...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...越前の役儀の表(おもて)として...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...役儀の表で調べるというわけには行かない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大名の家来によき役儀を勤むる者あれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...役儀は退いているといっても...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...取りあえず、駿河守、衣類をあらためて待つところへ、馬上で乗りつけて来た、添田大目付――清廉剛直(せいれんごうちょく)な性(たち)で、まだ三十を幾つも越さず、この大役をうけたまわっている人物、出迎えの土部父子に軽く会釈(えしゃく)をすると、「役儀なれば、上席御免、且(かつ)、言葉をあらためますぞ」と、むずと、上座に押し直ると、白扇を膝に、父子を見下ろして、「土部駿河守、父三斎、隠居の身を以ってお政治向に口入(くにゅう)、よろず我儘(わがまま)のふるまいなきに非ざる趣(おもむき)、上聞を達し、屹度(きっと)、おとがめもあるべきところ、永年御懇旨の思召しもあり、駿河守の役儀召上げ、甲府勤番仰せつけらるることと相成った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このおやじめが折角お迎えの役儀が相立ちませぬ」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...お役儀のためですもの……...
吉川英治 「大岡越前」
...役儀表は、主君忠房の音物(いんもつ)をもたらして、福井の城主松平越前守のご機嫌伺いであった...
吉川英治 「剣難女難」
...どれ程以前より役儀の気苦労が殖(ふ)えたか知れないとこぼしている...
吉川英治 「剣難女難」
...何か役儀を仰せつけ下すって...
吉川英治 「三国志」
...役儀(やくぎ)の権(けん)をもって通(とお)るになんのふしぎがあろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弥九郎は自分の役儀上...
吉川英治 「新書太閤記」
...雷横どのも、お役儀の途上、ゆるせまいが、ここは晁蓋さんと、わしに免じて、ひとつ堪忍してあげてくださらんか」ふたりの詫びでは、雷横も渋(しぶ)れない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「役儀がら糺(ただ)してみなければ気がすまぬが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...役儀上、彼らを船島からは追い払ったものの、すぐ側の彦島へ移っていることなら、不問に済ましておく考えだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...役儀の遂行を邪(さまた)げるに於いては...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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