...総理大臣が外国の役儀に臨む際には、細心の注意が必要です...
...役儀を知っているかどうかで、その場の空気を察することもできます...
...彼女は役儀を心得た上品な女性です...
...友人のウェディングパーティーでの役儀に迷っている...
...彼が外国で不適切な役儀をしたため、出国を拒否された...
...二といわれる政治家の夫人となってもやはりその妻としての役儀を立派に仕終(しおお)せるというは...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかるにこの教秀は役儀がら幕府に接近したのみではなく...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...ちょうど話がとぎれたところと見え、青地は膝に手をついてうつむき、顎十郎のほうは、例によって長い顎の先をつまみながら、トホンと天井を見あげていたが、鼻の先にとまりかけた蠅を手ではらうといつもの不得要領な調子で、「いやどうも、それは、それは……」と、わからぬことを言っておいて、あらためて青地の顔を眺め、「とかく、番所の人間というものは、わかりきったことをしちくどく念を入れるが、これが、つまり役儀がら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...役儀とおっしゃるならやむを得ない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...川村孫助は困ったような顔をしていたが、役儀の手前、切るなともいえない...
久生十蘭 「奥の海」
...役儀は退いているといっても...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...役儀の席順にもこだわっていないことでも明らかだった...
吉川英治 「大岡越前」
...佐久間信盛にしても、役儀上、催促(さいそく)はしてよこすが、厳密な監視をしているわけでもない...
吉川英治 「黒田如水」
...喬朝は老中たるの役儀がら...
吉川英治 「剣難女難」
...役儀(やくぎ)の権(けん)をもって通(とお)るになんのふしぎがあろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...われらの役儀にお心づかいなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...晁蓋は彼をシリ目に措(お)いて――「どうもせっかくのお役儀を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...雷横どのも、お役儀の途上、ゆるせまいが、ここは晁蓋さんと、わしに免じて、ひとつ堪忍してあげてくださらんか」ふたりの詫びでは、雷横も渋(しぶ)れない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...せっかく、町の衆に代って、およろこびのため、あれに朝から冷やしておいた酒瓶(さかがめ)を、もう口まで切って、お待ち申しておりましたので」「せっかくだが、役儀柄、その志もいまは困る...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すぐ参られい』『風邪気味か、少々、悪寒(おかん)をおぼえて、お役儀の怠慢、おゆるし下さい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...高家衆の役儀が勤まるものでない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「役儀がら糺(ただ)してみなければ気がすまぬが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...役儀の遂行を邪(さまた)げるに於いては...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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