...○声を張ることを離れてはほとんど表現ということの考えられない舞台芸術の場合には前項の記述はまったく役に立たない...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...役に立たない様な種類のものだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...しかしいよいよ撮影を実行する前にはこれでは全く役に立たない...
寺田寅彦 「映画芸術」
...大蛇は出てもあまり役に立たない...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...単に範疇相互の間の合理的な連関づけだけでは役に立たないので...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...或いはまだ役に立たない世の中だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もう破れこけて役に立たないことを見定めると...
豊島与志雄 「手品師」
...役に立たない不用な物しか煙にはなせないのだ」すると...
豊島与志雄 「手品師」
...こればっかりは泥縄では役に立たない...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手には殆んど役に立たないやうな次第です...
中原中也 「近時詩壇寸感」
...弾(ひ)かなければ役に立たない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鰻(うなぎ)の寢床のやうな長い店には役に立たない物や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...切迫すればするほど役に立たないものは米と味噌...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...斯ういう非常時の役に立たない幼稚なものだったように考えられ易いが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...そのためには小さいばらばらのものでは役に立たない...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...結局むだな役に立たないもので終ったように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分がもう現代には役に立たないことを知って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頭も身体(からだ)も役に立たない廃人同様になって...
夢野久作 「狂人は笑う」
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