...其羽も殺菌なぞした古い羽では役に立たない...
石川三四郎 「百姓日記」
...其様(そん)なことは役に立たない...
泉鏡花 「海城発電」
...僕はもう物の役に立たないものになるに違いないと思われるのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...そしてそれはたゞ蜘蛛の御馳走になる蠅を捕へるのにだけしか役に立たないのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...だから二三日経つと番頭さんは「こいつは役に立たない」と言ったが...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...それにしてはこんなフウテンじゃ役に立たない...
高見順 「いやな感じ」
...何といふ役に立たない肉体だらう!石油買ひに出かける...
種田山頭火 「其中日記」
...もはや役に立たない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...役に立たない不用な物しか煙にはなせないのだ」すると...
豊島与志雄 「手品師」
...実際的には余り役に立たない存在であるが...
豊島与志雄 「傍人の言」
...全く役に立たない...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...「途中で水を飲むと疲れて役に立たないからだそうです」と自分が答えた...
夏目漱石 「行人」
...「そんなふうでは非常の時に役に立たない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「もう役に立たない」ものが...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...現今の科学的進歩にはほとんど役に立たない...
牧野富太郎 「植物記」
...ほとんど役に立たないもんな...
三好十郎 「樹氷」
...実際に当ると物の役に立たないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物の役に立たない老吏や女子供だった...
吉川英治 「三国志」
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