...だから二三日経つと番頭さんは「こいつは役に立たない」と言ったが...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...じきに役に立たないッて...
岩野泡鳴 「耽溺」
...薬もなにも役に立たないから...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...お役に立たないばかりか...
太宰治 「新ハムレット」
...これからの女子は剛健に育てて置かなければ物の役に立たないと云うことを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これぐらいに役に立たない文法や辞書は...
知里真志保 「アイヌ語学」
...肝心の視神経が役に立たないために何も見る事ができません...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...だが凡そそういう弁解はもう役に立たない世の中だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...デリケートな言いかたでは役に立たないと思ったからです...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...その手配も大した役に立たないかも知れないぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御用の役に立たないことになりますよ...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...「今となっては役に立たない...
長谷川伸 「奇術考案業」
...その飼い主から見れば役に立たない泥棒猫なんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...どんな役に立たない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...目は役に立たないけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...)わたしでは手と足しきゃお役に立たないのですもの...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...役に立たないのは僕ばかりだ」――こう言うと...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...なんにも役に立たない婆(ばば)のおれが...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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