...老衰して物の役に立たないようになっているかも知れない...
有島武郎 「小さき者へ」
...ときとして倫理も道徳も役に立たない瞬間があり得る...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...だから二三日経つと番頭さんは「こいつは役に立たない」と言ったが...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...それともまた役に立たないせいか...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...しかしエフ瓦斯は噴出孔を出るなり吹きとばされて役に立たない...
海野十三 「火星探険」
...陶工が凡庸であるためにせっかく優良な陶土を使いながらまるで役に立たない無様(ぶざま)な廃物に等しい代物(しろもの)をこね上げることはかなりにしばしばある...
寺田寅彦 「空想日録」
...今日では役に立たないものであるといふ...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...急には役に立たないところの或る別のものになると考える方が本当に近いであろう...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...鍋(なべ)の尻を引つ掻くより外に役に立たない代物(しろもの)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...男の役に立たない癖に」「何...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...定石など実践においては役に立たない...
野呂栄太郎 「名人上手に聴く」
...この二つが役に立たないときには...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...今の状態は全く役に立たない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...切られており役に立たない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...役に立たない黄色い切符を持っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...そのためには小さいばらばらのものでは役に立たない...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...それこそ今までの養生は役に立たない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その時に君の手でこの鼓を二度と役に立たないように壊してくれ給え...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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