...目的(あて)もなく唯町中を彷徨(うろつ)き廻つて居た...
石川啄木 「病院の窓」
...津や浦に彷徨(さまよ)うて...
泉鏡花 「活人形」
...プロレタリヤ階級とブルジョア階級との間に彷徨してゐるもので...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...私としては一切を投げだして死生の境を彷徨したものだつた...
種田山頭火 「其中日記」
...――私は死んでも死にきれない境地を彷徨してゐるのだ...
種田山頭火 「松山日記」
...毎々(つね/″\)徒(いたづ)らに人をして五里霧中に彷徨(はうくわう)せしむるの感ある所以(ゆゑん)を...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...あてもなく彷徨(さまよ)い歩く...
寺田寅彦 「秋の歌」
...「それじゃまたどこかそこいらを彷徨(ぶらつ)いているら...
徳田秋声 「足迹」
...そこで彼の酩酊(めいてい)した意志は彷徨(ほうこう)や熱のうちに揺らめいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...狹(せま)い壁(かべ)から壁(かべ)に衡突(ぶつか)つて彷徨(さまよ)ひ出(で)た薄(うす)い煙(けぶり)が疾風(しつぷう)の爲(ため)に直(す)ぐにごうつと蹴散(けち)らされて畢(しま)つた...
長塚節 「土」
...我らはかなり彷彿(ほうふつ)することが出来るのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...世にも不思議な姿を彷彿させることができたでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...丸裸の状態で密林のなかを彷徨しているだけ...
久生十蘭 「ノア」
...たまに風が彷徨するものの...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...みつ子の古い幻が彷彿として浮びあがつた...
牧野信一 「渚」
...宇宙間に彷徨(ほうこう)している超時間的...
夢野久作 「髪切虫」
...捜しておいでかもしれぬ」彼の彷徨(ほうこう)などは...
吉川英治 「私本太平記」
...幾たびか籠り幾たびか彷徨(さすら)い...
吉川英治 「親鸞」
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