...嗚呼我が知らざる「我」は何處の空に彷徨つてゐることであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...支那海中の島嶼(とうしょ)に彷徨(ほうこう)していたにかかわらず...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...イツデモ一つ領分の中を彷徨(ほうこう)して同じ話ばかりしていた...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...霞に鎖(とざ)せる八つの谷間に夜(よる)尚ほ彷徨(さまよ)ひて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...山頭火に与ふ酔中の自己打診自己批判自己忠告生死の一線彷徨超越逍遙七月四日曇...
種田山頭火 「旅日記」
...それがだんだんからだじゅうを彷徨(ほうこう)し始めるのである...
寺田寅彦 「笑い」
...それを読むと氏の気魄彷彿とするものがある...
戸坂潤 「社会時評」
...彼は重々しい霧のなかを彷徨(さまよ)うているかのようであった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...私が市内を彷徨してるうちにいつしか顔馴染になった妓(おんな)で...
豊島与志雄 「理想の女」
...江戸浄瑠璃中のものに彷彿としてゐる事を言はねばならない...
永井荷風 「里の今昔」
...幽庁彷彿占二山棲一白水青巒繞二屋西一籬破頻来隣舎犬 竹深遥聴別村鶏 詩留二残日一催二吟歩一酒送二流年一落二酔題一偶向二前川一捕二尺鯉一喜呼二鱠手一面前批嫌日々話二桑麻一野性原非二文献家一暑服五銖無二越一酒肴一種有二胡瓜一田翁患レ鼠引二沙狗一渓叟収レ魚養二水鴉一此地応須レ置二吾輩一簿書叢裡淡生涯かくの如きは運甓居に於ける...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...丙群から丁(てい)群と彷徨(ほうこう)して...
新渡戸稲造 「自警録」
...春の野辺(のべ)の麗(うらら)かさを彷彿(ほうふつ)させるもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...だが明らかに彼の心はあらぬ方を彷徨(さまよ)つてゐたに違ひない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彷徨(うろつ)きながら...
二葉亭四迷 「平凡」
...お母さんは傭兵になって良人に彷徨され...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何処をどう彷徨(さまよ)った果てかは知れないが――年も明けて...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう自分でも何処を彷徨(さまよ)っているのか覚えなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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