例文・使い方一覧でみる「彷」の意味


スポンサーリンク

...此の如くにして二分せられたる人は其半身を求めて哀泣し徨した...   此の如くにして二分せられたる人は其半身を求めて哀泣し彷徨したの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...道を踏み違へて(道標が朽ちてゐたので、右へ下るべきを左へ霧積温泉道を辿つたのである)、山中徨、殆んど一日...   道を踏み違へて、山中彷徨、殆んど一日の読み方
種田山頭火 「旅日記」

...あてもなく徨(さまよ)い歩く...   あてもなく彷徨い歩くの読み方
寺田寅彦 「秋の歌」

...神と人とに侮られ彼は四方に徨(さまよ)はむ...   神と人とに侮られ彼は四方に彷徨はむの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...駿河台(するがだい)の旅館街を徨(ほうこう)していた...   駿河台の旅館街を彷徨していたの読み方
徳田秋声 「仮装人物」

...やはりそうした徨の後...   やはりそうした彷徨の後の読み方
豊島与志雄 「交遊断片」

...入り組んだ小路をやたらに徨したことがあった...   入り組んだ小路をやたらに彷徨したことがあったの読み方
豊島与志雄 「子を奪う」

...夢とも現(うつつ)ともつかない境に長い間徨した...   夢とも現ともつかない境に長い間彷徨したの読み方
豊島与志雄 「二つの途」

...あてどもなく徨ひぬ...   あてどもなく彷徨ひぬの読み方
長塚節 「長塚節歌集 中」

...現今文学者が徨してゐるといふことも...   現今文学者が彷徨してゐるといふこともの読み方
中原中也 「撫でられた象」

...闇の中を徨するものがある...   闇の中を彷徨するものがあるの読み方
中村清太郎 「ある偃松の独白」

...旅から旅を徨(さまよ)っていました...   旅から旅を彷徨っていましたの読み方
火野葦平 「花と龍」

...死と生との不確實な境界線を徨してゐる...   死と生との不確實な境界線を彷徨してゐるの読み方
水野仙子 「輝ける朝」

...広野に徨(さまよ)う中ある窟に亜米利加獅(ピューマ)の牝が子を産むに苦しむを見...   広野に彷徨う中ある窟に亜米利加獅の牝が子を産むに苦しむを見の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...実は岐路(きろ)に徨(ほうこう)しておるようなわけで...   実は岐路に彷徨しておるようなわけでの読み方
三宅花圃 「藪の鶯」

...しばしばあの唐三彩(とうさんさい)を彿(ほうふつ)させる緑釉(りょくゆう)の陶器を...   しばしばあの唐三彩を彷彿させる緑釉の陶器をの読み方
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」

...又何ぞ画師の如く遇せらるゝを喜ばんや、即ち二絶句を作りて其布に大書し之を返せり、其一に曰く曾謝横レ経弄レ翰儒、寧能余技備二観娯一、胸中書本猶堪レ献、彿鳳七月国、顴高く眉蹙(ちゞ)まれる老人は其眼を光らせて筆を揮(ふる)へり...   又何ぞ画師の如く遇せらるゝを喜ばんや、即ち二絶句を作りて其布に大書し之を返せり、其一に曰く曾謝横レ経弄レ翰儒、寧能余技備二観娯一、胸中書本猶堪レ献、彷彿鳳七月国、顴高く眉蹙まれる老人は其眼を光らせて筆を揮へりの読み方
山路愛山 「頼襄を論ず」

...水天彿(ほうふつ)たるかなたまで...   水天彷彿たるかなたまでの読み方
山本周五郎 「新潮記」

「彷」の読みかた

「彷」の書き方・書き順

いろんなフォントで「彷」

「彷」の英語の意味


ランダム例文:
借り受ける   自信に満ちた   所作事  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
指定席   百姓一揆   影武者  

スポンサーリンク

トップへ戻る