...夫人と廉平が彳(たたず)める...
泉鏡花 「悪獣篇」
...俥(くるま)の傍(わき)に彳(たゝ)ずんで...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...腕拱(こまぬ)きて彳(たたず)みたる...
泉鏡花 「活人形」
...直ぐ眼の下は裏庭にてこの時深き叢(くさむら)に彳(たたず)める人ありければ...
泉鏡花 「活人形」
...伏目に辰吉の彳(たたず)んだ容子(ようす)は...
泉鏡花 「浮舟」
...ひょろひょろとした楽書(らくがき)の形になって彳(たたず)む処に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...手擦りを探つて彳んだが...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...おくみがさうして外を見て彳んでゐた続きのやうに言はれる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...他の一匹はおくみがこちらに彳(たゝず)んでゐるのを見ると...
鈴木三重吉 「桑の実」
...おくみは坊ちやんと二人でしばらくそこに彳(たゝず)んだ...
鈴木三重吉 「桑の実」
...貞之助は暫(しばら)く門前に彳(たたず)んで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...見惚(みと)れるともなく見惚れながらぼんやり彳(たたず)んでいるのであったが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...見惚(みと)れるともなく見惚れながらぼんやり彳(たたず)んでゐるのであつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...しばし彳(たゝず)む上手(うはて)より梅見返(うめみがへ)りの舟の唄(うた)...
永井荷風 「すみだ川」
...庭に彳めば谷を隔てゝ名に負ふ瀧のかゝれるもみゆるに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...母は掃除せんと箒(ほうき)持ちしまま病室の端に彳(たたず)みて...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
......
南方熊楠 「十二支考」
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三好達治 「山果集」
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