例文・使い方一覧でみる「彳」の意味


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...いつまでもじっと(たたず)んでいた...   いつまでもじっと彳んでいたの読み方
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」

...三人とも四辺(あたり)を(みまわ)して(たたず)む状(さま)...   三人とも四辺をして彳む状の読み方
泉鏡花 「悪獣篇」

...腕拱(こまぬ)きて(たたず)みたる...   腕拱きて彳みたるの読み方
泉鏡花 「活人形」

...伏目に辰吉の(たたず)んだ容子(ようす)は...   伏目に辰吉の彳んだ容子はの読み方
泉鏡花 「浮舟」

...ただ影法師のように(たたず)むのがあった...   ただ影法師のように彳むのがあったの読み方
泉鏡花 「歌行燈」

...(たたず)んで見送る井菊屋の人たちばかり...   彳んで見送る井菊屋の人たちばかりの読み方
泉鏡花 「怨霊借用」

...薄暗い廊下に(たたず)んで...   薄暗い廊下に彳んでの読み方
江戸川乱歩 「孤島の鬼」

...又もう一度父の前へ来てぼんやり(たゝず)んでいた時であった...   又もう一度父の前へ来てぼんやり彳んでいた時であったの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...こう思って暫く(たたず)んで居ると...   こう思って暫く彳んで居るとの読み方
谷崎潤一郎 「秘密」

...何という訳もなく唯惆悵(ちゅうちょう)として去るに忍びざるが如くいつまでも(たたず)んでいた...   何という訳もなく唯惆悵として去るに忍びざるが如くいつまでも彳んでいたの読み方
永井荷風 「日和下駄」

...二階の欄干(らんかん)に(たたず)むと市中の屋根を越して遥に海が見えるとやら...   二階の欄干に彳むと市中の屋根を越して遥に海が見えるとやらの読み方
永井荷風 「日和下駄」

...その近いところに人の(たたず)むのを見ました...   その近いところに人の彳むのを見ましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...入口の戸前にたた(たたず)んで見ると...   入口の戸前にたた彳んで見るとの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...その風景に見恍(みと)れて(たたず)んだが...   その風景に見恍れて彳んだがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ジツとんでゐた...   ジツと彳んでゐたの読み方
牧野信一 「妄想患者」

...ふつくらとした雪の面の 疎林の影の美しさここに私はちどまる 聖なる正午この丘のほとりにあつて 歩み去る時を感ずる旅人の 年老いて疲れた心の沈默(しじま)の憩ひ...   ふつくらとした雪の面の 疎林の影の美しさここに私は彳ちどまる 聖なる正午この丘のほとりにあつて 歩み去る時を感ずる旅人の 年老いて疲れた心の沈默の憩ひの読み方
三好達治 「憩ひ」

...塀の陰や道路の向い側に(たたず)んだ儘...   塀の陰や道路の向い側に彳んだ儘の読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...目黒門の外に(たたず)んで...   目黒門の外に彳んでの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「彳」の読みかた

「彳」の書き方・書き順

いろんなフォントで「彳」

「彳」の英語の意味


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