...影身(かげみ)に添(そ)いて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...葉子の影身(かげみ)になって葉子のために尽くしてくれた...
有島武郎 「或る女」
...」君の影身に附添わん...
泉鏡花 「婦系図」
...私達はつねに影身のやうに先生に從ひ...
木場貞 「來訪者のモデル」
...影身のように附添うたムクも現われては来ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の影身についていてくれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...影身(かげみ)に添って離れないので...
夏目漱石 「行人」
...自分の影身(かげみ)につき添っている――まあ恋人が多いようだが――そう云う人々の魂が救ったんだともなる...
夏目漱石 「坑夫」
...私の影身に添って助けてくれる妹に頼んで...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...その影身に添うようにウロウロすることが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...いよ/\眞(まこと)に其事(そのこと)あらばと恐(おそ)ろしき思案(しあん)をさへ定(さだ)めて美尾(みを)が影身(かげみ)とつき添(そ)ふ如(ごと)く守(まも)りぬ...
樋口一葉 「われから」
...あなたの影身に添って...
久生十蘭 「雲の小径」
...車のなかで若旦那と並んだ姿を見せたのは影身(かげみ)に添うのはゆるしてくれということだったのかもしれないわね……そうまでと知っていたら...
久生十蘭 「野萩」
...影身(かげみ)に添うことだけはゆるしてくれというのだったかも知れない……抑留所ではじめて父娘(おやこ)がめぐり逢うなんて...
久生十蘭 「ユモレスク」
...現代文化の影身(かげみ)に付添う...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...主君の嫡男(ちゃくなん)太郎信勝の影身にそい...
吉川英治 「新書太閤記」
...影身にからんでつきまとって行くであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...十手は影身につきまとう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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